設備更改に伴い高速・大容量通信規格Wi-Fi 6（11ax）対応機器を導入。施設内外で高速かつ安定した通信環境を実現し、利用者の満足度向上に貢献

富士見森のオフィス様

長野県富士見町による移住促進の施策のひとつとして2015年にオープンした富士見森のオフィス。個室型オフィス、コワーキングスペース、会議室などを完備し、個人・法人問わず利用可能な同施設はWi-Fi設備の更改タイミングにあわせてネットワーク整備を実施。通信速度向上と接続エリア拡張を主目的に、Wi-Fi 6（11ax）対応の無線LANアクセスポイントと屋外用アンテナを用いて施設内外で安定・高速通信が可能なWi-Fi環境を構築しました。通信環境の整備により、既設ネットワーク下で課題となっていた通信不安定が解消されるなど利用者の満足度向上に貢献しています。

目的・課題

テレワーク・リモート対応

業種

官公庁/自治体

導入商品

Wi-Fi(無線LAN)

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取材協力：

エルシーブイ株式会社

導入先プロフィール（2023年1月現在）

施設名

富士見森のオフィス

所在地

〒399-0211

長野県諏訪郡富士見町富士見3785-3

URL

https://www.morino-office.com/

お客様インタビュー

Route Design合同会社
代表
津田賀央氏（左）

長野県富士見町総務課
企画統計係
雨宮陽一氏（右）

通信速度が最大500Mbpsほどに向上しWeb会議時の通信不安定を解消。移住促進へのきっかけづくりとして、新たにワーケーション利用にも対応

概要

施設内外に快適なWi-Fi環境を整備

用途・場所を問わず安定通信が可能

設備更改に伴いネットワークを強化

2015年にオープンした富士見森のオフィス。同施設は登録会員・契約企業が快適に利用できる通信環境を実現するため、設備更改に伴いネットワークを強化。バッファローのWi-Fi 6（11ax）対応製品を用いて施設内外で安定・高速通信が可能なWi-Fi環境を構築しました。

施設の中と外を自由に行き来して仕事が可能に

通信速度が向上し、Web会議時の通信不安定を解消。屋外でもWi-Fi通信が可能になりました。屋外での通信負担がなくなったことで、施設の中と外を自由に行き来しながら仕事ができるようになるなど利用者の満足度向上につながっています。

目標・課題

Web会議時に通信不良が発生

利用者に屋外Wi-Fiを提供したい

既設のWi-Fiに対して改善要望が増加

同施設は、アプリケーション開発や映像制作など大容量のデータ送受信を行う会員・企業が多数利用しています。また、コロナ禍によりWeb会議利用者が大幅に増加。既存設備は多人数同時通信を考慮していない機器だったため、数十人同時のWeb会議で通信不良が起きることがありました。

自然を存分に感じながら仕事ができる環境に

設備更改に伴い、同施設は屋外Wi-Fiも希望。長野県富士見町総務課企画統計係雨宮陽一氏（以下、雨宮氏）は「自然豊かな景色が魅力ですが、以前は本館屋外にWi-Fiがなく、利用者は持参のモバイルデータ通信を利用されていました。満足度向上のためにも屋外Wi-Fiが必要でした。」と話します。

解決策

Wi-Fi 6（11ax）対応機器を導入

屋外用アンテナで屋外Wi-Fi敷設

施設内全域をカバーするWi-Fi環境を構築

最新規格Wi-Fi 6（11ax）に対応し、かつ安定して多台数通信できる「WAPM-AX8R」を施設の適所に11台設置。以前は無線LANアクセスポイントが設置されておらず、特に通信不良が顕著だった2階会議室にも機器を設置し、全域で快適につながるWi-Fi環境を構築しました。

施設内と同じWi-Fi 6（11ax）を屋外にも提供

施設内全域をカバーできるよう適所に「WAPM-AX8R」を設置

施設内と同等の環境を条件に「WAPM-AX4R」と屋外用アンテナ「WLE-HG-DA/AG」を組み合わせることで屋外にWi-Fi 6（11ax）を提供。施設内外をシームレスにつなぎ、快適にWi-Fi通信できる環境を構築しました。

効果

施設利用者の満足度が向上

ワーケーション利用にも期待

施設内外で安定した通信が可能に

約60～100Mbpsだった通信速度が最大で500Mbpsに届くほどに向上。施設運営を担うRoute Design合同会社代表津田賀央氏は「Web会議時の通信不安定が解消され、屋外でも通信負担を気にすることなく仕事ができます。『10GBを超える容量の動画もストレスなく送受信できます』という会員さんもいます。」と話します。

ワーケーションを移住促進の新たなきっかけに

2021年には敷地内にキャンプサイトをオープン。今後、昼間はコワーキングスペースや屋外で仕事を行い、夜はキャンプを楽しむワーケーション利用も可能です。雨宮氏は「現在、1日30人前後が森のオフィスを利用していますが、その多くが移住者です。ワーケーションや交流を通して町の魅力を知っていただき、それが移住検討のきっかけになれば嬉しいです。」と話してくれました。