工場内での検査品運搬業務の効率化を図るため自律移動ロボットを導入。ロボット制御を行うタブレットの通信インフラとして広範囲にWi-Fi環境を構築
伸和工業株式会社 様

大阪・兵庫に自社工場を構え、照明器具や水中ポンプ、ハウジング関連部品などの製品企画・開発・設計・製造を手がける伸和工業株式会社(以下、伸和工業)。キッチンライトや玄関のポーチライトなど、同社において主に照明器具の製造・組立を担う古市工場は2023年、製品や印刷物などの運搬業務の効率化を目的に自律移動ロボットを導入。それまで人の手に頼っていた運搬体制を一新しました。それに伴い、ロボット操作・制御に必要なタブレット利用に対応するためWi-Fi 6(11ax)対応無線LANアクセスポイントを用いて工場3階全フロアで安定してつながるWi-Fi環境を構築しました。
取材協力:
第一電子株式会社
導入先プロフィール(2023年10月現在)
法人名
伸和工業株式会社
本社所在地
導入先

お客様インタビュー

伸和工業株式会社
テクニカルサポート 課長
永冨 公浩氏
自律移動ロボットの導入・稼働に伴い、スタッフの検査品運搬業務がほぼゼロに。責任者が現場を離れることがなくなり、トラブル時の即時対応も可能に
概要
運搬業務の自動化に向けWi-Fi整備
1日1時間の検査品運搬がほぼゼロに
自律移動ロボット導入に向けWi-Fi整備を実施
主業務に集中できる環境を実現し生産ロス削減
目標・課題
1日1時間の検査品運搬業務が負担
自律移動ロボット導入で業務効率化
一度の運搬に数分を要し生産ロスが発生
責任者がライン不在時のトラブル対応に課題
解決策
広範囲に安定したWi-Fi環境を構築
Wi-Fi 6(11ax)対応機器を導入
効率的な機器設置で広範囲にWi-Fi環境構築
将来的な端末台数の増加も見据えた機器選定
永冨氏は「将来的なタブレットの用途拡大も視野に入れていました。たとえば組立作業手順書をデータ化すれば、各ラインで1台ずつタブレットが必要になります。将来的にWi-Fi 6(11ax)対応の端末を導入することも見越して、Wi-Fi 6(11ax)対応の『WAPM-AX4R』を選びました。」と話します。「WAPM-AX4R」は「公平通信制御機能」を搭載しており、多台数の機器と同時通信をしても安定した通信が可能。さらに「干渉波自動回避機能」で工場機械のノイズを自動で回避できます。
効果
検査品運搬の9割超の自動化を実現
DX推進に向けたWi-Fi活用も視野に
業務効率化により安全性・生産性の高い工場に
Wi-Fi環境をうまく活用しながらDX推進を図る

「WAPM-AX4R」を設置し、複数棟をまたぐWi-Fi環境を構築

計5棟の建物が連なり構成される古市工場。広範囲におよぶ工場内で安定したWi-Fi環境を構築するため、Wi-Fi 6(11ax)対応かつ「干渉波自動回避機能」で機械ノイズを自動で検知・回避できる「WAPM-AX4R」を約20m間隔で設置。