NASへのデータ保存に加え、「キキNavi クラウドバックアップ」の導入で 災害による機器の破損やランサムウェア感染を想定したデータ保全の環境を構築
株式会社志水製作所 様
株式会社志水製作所(以下、志水製作所)は、昭和38年の創業以来、車載電装部品・酸素センサ部品の金属プレス加工を50年以上にわたって手掛ける企業です。安全管理を経営課題ととらえる安全経営の長期実現に注力し、2024年の6月には愛知労働局の「安全経営あいち」への登録、経済産業省の「はばたく中小企業300社」への選定も果たしました。志水製作所では、これまでファイルサーバーとして利用していた法人向けNAS「TS5410DN0804」に加え、「キキNavi クラウドバックアップ」を導入し、災害による機器の破損やランサムウェア感染を想定したデータ保全の環境を整えました。
取材協力:
中部事務機株式会社
導入先プロフィール(2024年7月現在)
お客様インタビュー
株式会社志水製作所
総務部 兼 購買部 部長
立松 常夫氏(左)
株式会社志水製作所
総務部 兼 購買部
仙石 智弘氏(右)
「キキNavi クラウドバックアップ」の導入によりBCP対策を実施。
バックアップデータはPCから書き換え不可のためランサムウェア対策にも有効
概要
クラウド上にデータをバックアップ
BCP対策とランサムウェア対策を実現
NASのデータをクラウドにバックアップ
志水製作所では、ファイルサーバーとして運用していた法人向けNAS「TS5410DN0804」に加え、「キキNavi クラウドバックアップ」を導入。クラウドにデータをバックアップすることでBCP対策を実現しました。
定期的なバックアップでランサムウェア対策
NASに保存されたデータはクラウドに定期的にバックアップされます。クラウド上のバックアップデータはPCから書き換えられないため、万一PCがランサムウェアに感染しても、感染前のバックアップデータから復元することで、最小限のデータ損失で被害を食い止められる環境を作りました。外付けHDDへも読み取り専用ファイルとしてバックアップされる履歴管理バックアップを実施することで、より迅速な復旧が行える体制を整えました。
目標・課題
水害に備えたBCP対策をしたい
セキュリティーレベルを向上したい
河川の氾濫に備えるためのBCP対策が必要
顧客のセキュリティーレベル向上要求に応えたい
自動車製造業界では近年深刻なランサムウェアの被害例もあり、一般社団法人 日本自動車工業会/一般社団法人 日本自動車部品工業会が発行している「自工会/部工会・サイバーセキュリティガイドライン」の目標項目の改訂など、業界全体でセキュリティーレベル向上意識が高まっています。「取引先からもランサムウェアなどのマルウェア感染に対する不安の声があがり、データの保全性を高める必要があると考えました」と立松氏は話します。
解決策
「 キキNavi クラウドバックアップ」導入
クラウドへのバックアップで危機対策
クラウドへのバックアップによりBCP対策を実現
これまでと使い勝手を変えず、法人向けNAS「TS5410DN0804」を使いながら対策がしたいと相談を受けた中部事務機株式会社 営業本部 竹内 龍太氏は、同機器に対応しており、クラウドへのバックアップを実現できる「キキNavi クラウドバックアップ」の導入を提案。クラウド上のバックアップデータはPCから書き換え不可のため、BCP対策のほか、ランサムウェア対策も実現しました。
バックアップの進捗やエラー情報を確認できる
NASに保存したデータは、業務に影響しない毎日深夜に外付けHDDにバックアップ。週に2回クラウドにバックアップしています。データの管理者である志水製作所 総務部 兼 購買部 仙石 智弘氏(以下、仙石氏)は「万が一バックアップに失敗した際には、メール通知が届くようになっているため安心です」と話します。
効果
データ保全への不安が解消
NASを丸ごとバックアップ
BCP対策とランサムウェア対策を同時に実現
「キキNavi クラウドバックアップ」の導入により、BCP対策とランサムウェア対策が同時に実現できました。さらに、外付けHDDへの履歴管理バックアップの実施により、ランサムウェアへの感染の際には迅速な復元が可能になりました。また、「キキNavi クラウドバックアップ」のリモート監視は管理者の仙石氏だけでなく、販売店でも行えるため、管理者の負担も軽減されました。
将来の容量アップを見据えて1年更新を選択
最初は一部のデータのみをバックアップしていましたが、現在はNASのデータを丸ごとバックアップ。「キキNavi クラウドバックアップ」は容量のラインナップが豊富なため、「NAS内のデータ増加に合わせて容量の多いライセンスに変更できるよう、あえて1年更新にしています。」と立松氏は話してくれました。