リコージャパン「ITKeeper 無線LANパック」で施設内Wi-Fiを整備。業務支援機器とスマホの連携で、職員1人による夜間見守りを実現。

社会福祉法人 福美会 ソーラス 様

2023年12月、社会福祉法人 福美会(以下、福美会)は運営施設「ソーラス」の増床工事を実施し、新たに有料老人ホーム事業を開始。運営方針として、職員の負担を抑えつつ、利用者が安心して過ごせる施設づくりを目指していました。その実現に向け、同施設は株式会社ユニティーネットワークの見守りカメラ・無線ナースコールシステム「あんしんの絆」と、株式会社日立情報通信エンジニアリングのビジネスホン「integral X」を導入。これらの業務支援機器を円滑に運用するため、リコージャパン株式会社(以下、リコージャパン)「ITKeeper 無線LANパック」を導入し、施設内のWi-Fi環境を整備しました。

取材協力:

リコージャパン株式会社

導入先プロフィール(2025年5月現在)

施設名

社会福祉法人 福美会 ソーラス

所在地

〒640-8401
和歌山県和歌山市福島296-3

お客様インタビュー

社会福祉法人 福美会
ソーラス
施設長兼事務長
和田 真由華氏

離れた場所からのナースコールでも、利用者の顔を見て会話が可能。不要な訪室の必要もなく、職員・利用者双方にとってストレスのない環境に。

概要

有料老人ホーム事業にICTを導入

映像連携で無理のない見守りを実現

業務効率とサービス品質の両立を目指して

福美会は、運営施設における新たなサービスとして有料老人ホーム事業を開始。効率的に業務を行いながら、利用者にとって満足度の高いサービスを提供するため見守りカメラ・無線ナースコールシステム「あんしんの絆」とビジネスホン「integral X」を導入。これらの業務支援機器を運用するため、リコージャパン「ITKeeper無線LANパック」でWi-Fi整備を行いました。

職員・利用者双方にとって快適な環境を維持

職員1人でも無理なく夜間見守りができる体制を実現。ナースコール時に離れた場所にいてもカメラ映像を通じて利用者の活動の様子や就寝状況を確認できるため、不要な訪室もありません。導入から約1年半、通信トラブルもなく安定した運用が続いており、職員・利用者双方にとって快適な環境を維持できています。

目標・課題

夜間の見守りを職員1人で対応したい

「integral X」でスマホを内線化したい

業務効率化を目的に「あんしんの絆」を導入

同施設は、有料老人ホーム開設に向けて増床工事を実施。これにより施設内の移動距離が長くなり、職員の負担になることを懸念していました。一方、当初から計画していたのが、夜間の見守りを職員1人で対応できる体制の構築です。負担を抑えつつ、利用者が安心して過ごせる環境を実現するには「あんしんの絆」の導入およびスマホとの連携、それを運用するためのWi-Fi整備が必要でした。

PHSからスマホへ連携体制を刷新

また、以前は外部や職員間の連絡にPHSを使っていましたが、別館などでは電波が悪く、通話が途切れてしまうことも。そこで「あんしんの絆」とともに導入したスマホへの切り替えを決断。「integral X」によりスマホを内線化することで、施設内どこでも問題なく内線がつながる環境を目指しました。

解決策

「ITKeeper無線LANパック」を導入

導入実績が豊富な機器を選定

Wi-Fi機器の導入から保守対応まで一括対応

リコージャパンの「ITKeeper無線LANパック」を導入し、「あんしんの絆」と「integral X」を運用するためのWi-Fi環境を整備。同パックは電波調査から施工、さらには運用開始後の保守までワンストップで対応しており、施設側にとっては導入にかかる手間や負担が少なく、万が一不具合が起きてもリコージャパンがすぐに対応してくれるため、施設運営に専念しやすいメリットがあります。

介護・福祉施設における多数の導入実績を評価

Wi-Fiアクセスポイントには「WAPM-1266R」を選定。リコージャパンの滝本 太郎氏は「介護施設への導入実績が豊富な点や、有料老人ホーム事業におけるWi-Fi用途や端末の接続台数などを加味して提案しました。」と話します。居室前の廊下を中心に機器を設置し、1台あたり3~4部屋の通信をカバーできるよう設計しました。

効果

夜間見守りを効率化する体制を構築

安定した運用で快適な環境を実現

スマホで映像確認し、迅速な対応が可能に

「あんしんの絆」の導入とスマホの内線化により、職員1人でも無理なく夜間の見守りができる体制を実現。利用者からナースコールがあった際には見守りカメラの映像がスマホに表示され、離れた場所にいても映像と音声の会話で訪室の要否をその場で判断できます。カメラ映像は就寝状況の確認にも活用でき、無駄な訪室も不要です。

導入から1年半、期待通りの運用を実現

介護施設への導入実績を評価し、「WAPM-1266R」を選定

内線化したスマホは基本的に1人1台所持。通話中の切断がなくなりスムーズな連絡·情報共有が可能に。和田氏は「運用開始から約1年半が経ちますが、通信トラブルもなく安定した運用ができています。」と話します。

「ITKeeper 無線LANパック」を導入し、施設全域でつながるWi-Fi環境を構築。Wi-Fiアクセスポイントには「WAPM-1266R」を選定し、1台あたり3~4部屋の通信をカバー。万が一、障害が発生した際はリコージャパン株式会社のサービス拠点が保守対応する。


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