健康を管理するセンサー類の運用や業務効率向上のため、全館に安定したWi-Fi環境を構築。スムーズな介護を実現
社会福祉法人王寿會 谷川王寿園様

愛知県豊橋市の特別養護老人ホーム谷川王寿園は、24時間365日、止まることのない介護現場で先進的でキメ細やかな社会福祉を推進し、業務効率を向上させるため、積極的にIT技術を活用しています。入居者の健康管理のため、ベッドに備え付けた各種センサー類を無線で使用したり、職員の日報管理・業務連絡等を円滑にしたりするため、全館にバッファローの無線LANアクセスポイントを用いたWi-Fi環境を構築して業務改革に着手。ショートステイ利用者の荷物管理をタブレット端末で容易に行えるようにするなど、未来志向のIT環境を実現しています。
取材協力
日昇テレコム株式会社
施設プロフィール(2021年5月現在)
法人名
社会福祉法人王寿會 谷川王寿園
所在地
提供サービス
特別養護老人ホーム/ショートステイ

お客様インタビュー
社会福祉法人 王寿會 谷川王寿園
施設次長
村松 俊一氏

多数の機器を同時接続できる無線LANアクセスポイントを導入。
無線センサーや手荷物の管理システムを連動させ、業務の省力化に成功
概要
全館で安定したWi-Fi環境を構築
業務を効率化する最新システム導入
接続数が多く安定した高速Wi-Fi環境を整備
谷川王寿園は、2019年に開所した特別養護老人ホームで、隣接する「やまなみ王寿園」とあわせて全119床を擁する大規模施設です。在宅の方がショートステイで利用することもあり、利用者の情報管理のためIT機器を活用。全館にWi-Fiを整備しています。
無線センサーや荷物管理システムで効率化
目標・課題
情報共有や連絡の効率化を図りたい
館内移動に対応するためWi-Fi必須
「止まらない業務」の効率向上が最低条件
ベッド等の館内移動の対応にWi-Fi化を要望
利用者のベッドには健康管理のためセンサーが設置されています。谷川王寿園ではショートステイを受け入れていることもあり、館内の移動が発生します。そのため、ベッドの移動に対応し、手荷物の管理等の利便性を高めるために、全館で安定して使用できるWi-Fi環境が必要でした。
解決策
多くの機器が接続できるWi-Fi環境
リモート保守の運用や拡張に対応
多数の機器が安定接続できる機器を導入
「キキNavi」リモート保守で不安を払拭
「谷川王寿園」と「やまなみ王寿園」の2施設をカバーする大規模なWi-Fi設備となると、職員だけでは保守面に心配がありました。日昇テレコムは、簡易な対応なら現場作業が不要となるバッファローのリモート管理サービス「キキNavi」対応機器を選定。そして、日昇テレコムがリモート保守を担うことで不安を払拭しました。
効果
デジタルでの情報共有でミスが軽減
隣接施設との情報共有が容易に
情報共有のミスが減り、入居者移転もスムーズに

手荷物管理には、Wi-Fiでネット接続したタブレット端末を活用
社会福祉法人 王寿會 谷川王寿園 施設次長 村松 俊一氏は、「例えば入居者移転の持ち物メモに『青い鞄』と書いた場合、ブルーとグリーンどちらを意味するのか、人によって捉え方が違います。文章のみでの情報共有は限度があり、うまく伝わらないことがありましたが、デジタルでの情報共有は、画像なども共有できるようになり、捉え方の違いによる間違いが減りました。また、今回隣接するやまなみ王寿園まで同一ネットワークで施工したことで、施設間の情報共有もできるようになり、入居者が移転する場合にも情報共有が容易になりました」と導入の効果を話してくれました。

無線LANアクセスポイントには、最大256台の機器と同時に安定接続できる(※)法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1266R」を採用。無線を利用したセンサー類を利用するため接続数を多く想定している。リモート管理サービス「キキNavi」対応機種で環境を構築し、メンテナンス面の不安を解消した。
※各バンドにつき128台、実効スループットは環境に依存します。