建築家の創作に不可欠な写真、記録など重要データが 保存された外付けHDDが動作不良。他業者で修復不能の状態から約99%のデータ復旧に成功
泉幸甫建築研究所様

泉幸甫建築研究所 代表取締役の泉幸甫氏は、これまで手がけた建築物などの写真や研究論文、執筆中の書籍原稿など「人生の記録」ともいえる大量のデータを1台のバッファロー製外付けハードディスクドライブに保存していました。泉氏はバックアップを取らず5年近くこれを利用していたところ、ある日突然故障。データにアクセスできない事態となりました。近隣業者に修復を依頼したところ1%しかできないといわれたことから、製造元の『バッファロー正規データ復旧サービス』を利用。最重要データを含む約99%の復旧に成功しました。
概要
5年ほど貴重なデータを保存していた外付けHDDが故障
他業者で1%しか復旧できないといわれた外付けHDDから約99%復旧
建築物の写真、論文、記録などを1台のHDDに保存
諦めかけていたが、バッファローで約99%のデータを復旧
「大したことはない」と考えた泉氏でしたが、試行錯誤しても上手くいかなかったことから、インターネット検索で見つけたデータ復旧サービス業者に調査を依頼。結果、「物理障害のため、全体の1%程度のデータしか復旧できない」と回答があり、衝撃を受けたといいます。貴重なデータを失うわけにはいかないため、データを復旧する方法を模索していると、知人から「バッファロー正規データ復旧サービス」を紹介され、利用してみると「物理中度障害」との診断。復旧を依頼すると、約99%のデータの復旧に成功。貴重なデータの消失を免れることができました。
目標・課題
創作に不可欠な写真や論文など貴重データの迅速な復旧が必要
近隣業者では完全に修復できなかったため、別方法を検討した
建築家の「人生の記録」ともいえる貴重なデータ
「人生の記録」ともいえるデータすべてを1台の外付けHDDに保存していた泉氏。建築物のプロカメラマン撮影による写真が100件分ほど収められていました。1つの建物を撮影するのにおよそ25万円かかっているといいます。他にも教材用にご自身で旅行時などに撮影された写真や、建築研究の論文なども保存されていました。金額では表せない貴重なデータが大量に保存されていたことになります。
「1%しか復旧できない」といわれ、衝撃を受ける
突然の故障でこれらのデータにアクセスできなくなり、泉氏はかなり焦ったそうです。そこで近隣のデータ復旧サービス業者に託してみたのですが、1%しか復旧できないといわれショックを受けたといいます。「なんというか、自分の過去の人生がなくなったような感じでした。」と泉氏は述懐されています。なんとかして外付けHDDからデータ復旧できないか模索がはじまりました。

100%は無理でも、復旧できると分かったときは安堵しましたと語る泉幸甫氏

泰山館の美しい佇まい。一度見ると忘れられないほど印象的といわれている
泉幸甫建築研究所
1977年に設立された、質の高い建築デザインを目指している設計事務所で、建築家・泉 幸甫氏が主宰しています。泉 幸甫氏は1947年に熊本県に生まれ、日本大学大学院修士課程修了後、建築家となり、現在は「家づくり学校」校長、日本大学研究所教授を経て日本大学客員教授(生産工学部建築工学科)などを歴任されています。主な受賞歴として「Apartment 傳(でん)」で東京建築賞最優秀賞、「Apartment鶉(じゅん)」で日本建築学会作品選奨などがあります。
解決策
製造元の「バッファロー正規データ復旧サービス」に復旧を依頼
診断・見積りが無料、物理障害にも対応する技術力の高さが魅力
利用サービス
一律固定料金で分かりやすいバッファローの復旧サービス
論理障害だけでなく、高度な物理障害にも的確に対応

『バッファロー正規データ復旧サービス」は各種メディアの「論理障害」、「物理障害」に高い技術力で的確に対応し、確実な復旧能力が支持されています。サイトは、HDD、SSD、USBメモリなど、対応メディアごとに分かりやすく整理されています。「見積り(診断)無料」などで気軽に相談できる上に、一律固定料金のため、利用しやすいのが特徴となっています。
効果
重要フォルダを含む、約99%のデータ復旧に成功
「名医」に見てもらう感覚。正規データ復旧サービスの安心感
データが復旧して「人生を取り戻したような思い」
故障した外付けHDDのデータ復旧を依頼してから約1週間たち、バッファローからデータの約99%が復旧できたと連絡が入りました。事前に伝えていた重要フォルダ、ファイルも回収できており、このとき泉氏は「人生を取り戻したような思いでした」と安堵されたといいます。当該外付けHDDはデータを読み書きする部品である「ヘッド」の故障で動作不能な状態。そこで、本体の分解と物理処理(HDDの部品交換)を施すことで外付けHDDを修復し、ごく一部を残してイメージデータを復旧することができました。具体的には415.5GBを回収し、164MB(6ファイル)がデータ復旧不可の状況で約99%の復旧となっています。対象の外付けHDDがバッファロー製で保守部品のストックが十分にあったこと、物理障害・論理障害のいずれにも対応できる技術力があったことから迅速な対応が可能でした。この後、バッファローから泉幸甫建築研究所へ復旧依頼のあった外付けHDDの返却とともに、復旧データを保存したメディアが送付されました。
説明がわかりやすく、安心して任せることができた
復旧したデータには、泉氏の新刊『住宅設計の考え方』(彰国社/2021年2月刊行予定)の原稿や写真データなども含まれていました。今回のトラブルは外付けHDDの老朽化が気になり、新しい外付けHDDへデータを移行しようとしていた矢先に発生していますが「定期的に別のメディアへバックアップをとるなりしておくべきでした。」と泉氏は省みます。今後は複数のメディアへの保存だけでなく、2ドライブ搭載の外付けHDDやNASを使ったミラーリングなど多種多様なバックアップの取り方を検討したいと泉氏は語ってくださいました。今回利用した『バッファロー正規データ復旧サービス』について、泉氏は「しっかり対応していただきましたし、説明もたいへんわかりやすく助かりました。ここでもう駄目だったら最後だと、身を委ねるような気持ちで依頼しました。」と感想を述べられています。そして「たいへん迅速に復旧していただいて、しっかり復旧できて、命拾いした気持ちです。大病にかかって、良い病院に入れた感覚に似ていますね」と笑顔で話してくださいました。

泉幸甫建築研究所公式サイトには美しい建築物の写真が豊富に掲載されている

『Apartment 傳(でん)』で「東京建築賞最優秀賞受賞」を1999年に受賞