10Gbps光インターネット導入でネット利用をもっとスムーズ&快適に!

近年、10Gbps光インターネットサービスが全国へ拡大し、話題となっています。
10Gbps回線とはどんなもので、どんなメリットがあるのでしょうか?
また10Gbps回線の導入には何が必要なのでしょうか?
Wi-Fiルーターなどの宅内ネットワーク機器は今のままで大丈夫なのでしょうか?
10Gbps光インターネットの概要とメリット、必要な機器について詳しく解説します。


目次

1. 10Gbps光インターネットってどんなもの?

データの送受信が大幅に高速化

「bps(bit per second)」は通信速度の単位で、1秒間に転送できるデータのビット数を表します。10Gbps光インターネットとは、1秒間におおむね10ギガビットのデータを転送できる、光通信を利用したインターネットサービスのことです。1Gbps回線と比べると約10倍の通信速度でデータのダウンロード/アップロードが可能です。

技術規格上の最大通信速度であり、実際の通信速度を示すものではありません。利用環境や回線の混雑状況などにより大幅に低下することがあります。

2. 10Gbps光インターネット導入のメリット

インターネット回線を高速化すると、大容量の動画などのデータを短時間で送受信できるため、様々なインターネットサービスを従来より快適に利用できるようになります。

4K動画を短時間でらくらくアップロード

容量の大きい動画のSNSへのアップロードも短時間で完了し、すぐに公開できます。

重いゲームのダウンロードもスイスイ

インストール時やゲーム中の大容量データのダウンロード時間を減らせます。

VRなど大容量コンテンツもサクサク

大容量のダウンロードがスムーズになり、VRコンテンツも待ち時間を減らせます。

3. インターネット回線の高速化でデータ送受信のボトルネックを解消

高速化と聞くと、動画視聴やオンラインゲームをしない人は自分に関係ないと思われるかもしれません。しかし10Gbps回線のメリットは高速化だけではありません。一度に送受信できるデータ量が増えることで多くの機器の通信に対応できるのです。

PC、スマートフォン、タブレットなどの情報機器に加え、テレビやレコーダーなどの映像機器、さらにはエアコン、照明、冷蔵庫などのスマート家電など、家庭内で使われるネットワーク機器は増え続けています。これらの機器が同時にインターネットにアクセスすると、データの渋滞が発生し通信が不安定になることがあります。Wi-Fiに繋いだスマホが遅くなった気がする、ストリーミング動画が再生中に止まるなどインターネットサービスで感じる不満は、10Gbps回線の導入によって解決する可能性があります。

4. 10Gbps光インターネットを快適にお使いいただくために

従来の1Gbpsまで対応のルーターでは、せっかくの高速インターネットを活かしきれません。10Gbps回線の利用には、モデム/ONUと10Gbpsで通信が可能な10GbE INTERNETポートを搭載したルーターの使用をおすすめします。
ルーターは、1つのインターネット回線を複数の機器で共有するための装置です。

10GbEとは

「10GbE(10ギガビット・イーサネット)」は、10Gbps(規格値) で通信が可能なネットワーク通信規格です。下位規格には1GbE、100BASE-Tなどがあります。

LANの規格

10GbE(10GBASE-T) …………………最大通信速度10Gbps(規格値)

5GbE(5GBASE-T) ……………………最大通信速度5Gbps(規格値)

2.5GbE(2.5GBASE-T) ………………最大通信速度2.5Gbps(規格値)

1GbE(1000BASE-T) …………………最大通信速度1Gbps(規格値)

100MbE(100BASE-TX) ……………最大通信速度100Mbps(規格値)

10GbEで通信するためには「カテゴリー6A(Cat 6A)」以上の規格に準拠したLANケーブルが必要です。

10Gbps光インターネット対応Wi-Fiルーターのご紹介

バッファローは、10Gbps光インターネットに対応した10GbE INTERNETポート搭載Wi-Fiルーターをラインナップしています。
いずれの製品も、NTT東日本・NTT西日本「フレッツ 光クロス」への対応を確認済みです。

10GbE INTERNETポート & 10/5/2.5GbE LANポート搭載モデル

10/5/2.5GbE LANポートは1ポートのみ

10GbE INTERNETポート搭載モデル

LANは1GbE(1Gbps)までの対応

いずれの製品も「Wi-Fi 6」以上の高速Wi-Fi規格に対応。Wi-Fi 7/6E/6に対応したWi-Fiルーターを使用することで、Wi-Fi 7/6E/6接続対応のスマートフォン・タブレットがWi-Fiを介してインターネットに接続する際に、1Gbpsを超える高速通信を可能にします。

Wi-Fi 7/6E/6とは

「Wi-Fi」は、無線LAN規格の一つである「IEEE 802.11」の名称です。
そのうちIEEE 802.11beは「Wi-Fi 7」、IEEE 802.11axは「Wi-Fi6/6E」といったナンバリング規格が定義されています。

Wi-Fi(無線LAN)の主な規格

Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) ………1ストリームあたりの最大通信速度2,882Mbps(320MHz幅規格値)※

Wi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)…1ストリームあたりの最大通信速度1,201Mbps(160MHz幅規格値)※

Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac) ………1ストリームあたりの最大通信速度433Mbps(80MHz幅規格値)

Wi-Fi 4(IEEE 802.11n) ………1ストリームあたりの最大通信速度150Mbps(40MHz幅規格値)

Wi-Fi 7とWi-Fi 6Eは、混雑の少ない6GHz帯を利用可能


【追加情報】10/5/2.5GbE LAN対応製品で宅内ネットワークも高速化

ご紹介したバッファロー製10Gbps光インターネット対応ルーターはいずれも高速Wi-Fi 7/6E/6を搭載しており、インターネットサービスだけでなく、宅内Wi-Fiも高速化できます。 「10GbE INTERNETポート & 10/5/2.5GbE LANポート搭載モデル」を使用すれば、パソコンなど有線LAN接続している機器も高速化できます。 ネットワーク機器同士のデータの受け渡しやゲームのリモートプレイなどがよりスムーズで快適になります。

スマホの動画データをPCへ高速転送

動画を編集するため、Wi-Fi 7/6E/6対応のスマホから10/5/2.5GbE LAN搭載PCに送る際に、大容量の動画データを短時間で転送できます。SNSへアップする動画をPCで編集する方などにおすすめです。

PCゲームのリモートプレイも快適に

10/5/2.5GbEで接続したゲーミングPCとリモートプレイに使うWi-Fi 7/6E/6対応スマートフォンとの通信がスムーズになるため、快適にゲームを楽しめます。

PCVRもワイヤレスで快適プレイ

Wi-Fi 7/6E/6接続のVRヘッドセット(HMD/ヘッドマウントディスプレイ)と10/5/2.5GbE接続のゲーミングPCをリンクすれば、スタンドアロン版では体験できない高画質・高精細なPCVRコンテンツをワイヤレスで快適に楽しめます。

有線LANを高速化する10/5/2.5GbE対応機器

10/5/2.5GbE対応LANアダプター

10/5/2.5GbE対応のLANポートを標準搭載していないパソコンでも、10/5/2.5GbE対応LANアダプターを増設することで10/5/2.5GbEの高速通信が可能になります。

ノートパソコンにも使える
USB 3.2(Gen 1)接続タイプ
2.5GbE LANアダプター
デスクトップPCにおすすめ
PCI-Express接続タイプ
10/5/2.5GbE LANアダプター
10/5/2.5GbE対応スイッチングハブ

バッファロー製10GbE INTERNETポート & 10/5/2.5GbE LANポート搭載Wi-Fiルーターの10/5/2.5GbE LANポート搭載数はいずれの機種も1ポートです。「10/5/2.5GbE対応スイッチングハブ」を追加することで2台以上の10/5/2.5GbE対応機器を接続できるようになります。

10/5/2.5GbE×2ポート
2.5GbE×4ポート搭載モデル
2.5GbE×5ポート
搭載モデル

関連情報

「FLET'S」「フレッツ」、及びその他のフレッツサービス名は、NTT東日本およびNTT西日本の登録商標です。

「(各種)フレッツサービス」との接続については、2024年3月時点における接続確認を保証するものです。将来にわたって必ずしも接続性を保証するものではありません。