リコージャパン「ITKeeper 無線LANパック」を導入し、広い敷地にWi-Fi環境を構築。 ネットワークカメラを使った映像監視など製造のDX、情報共有の効率化に貢献

ヤマシン醸造株式会社 様

白醤油発祥の地といわれる愛知県碧南市に蔵を構えるヤマシン醸造株式会社。1802年創業の同社は日本一の白醤油生産量を誇ります。約5,000坪の敷地に点在する工場間の移動が負担となっており、IoTによる改善を目的に家庭用Wi-Fiルーターを利用してWi-Fiを構築しました。しかし、各部署ごとに接続を切り 替えなければならず利便性に欠け、通信が安定しないことも。そこで「ITKeeper 無線LANパック」で社内のWi-Fi環境を再構築しました。敷地内の広範囲で快適な通信が可能になり、ネットワークカメラの利用が安定し、調合記録のデジタル保管・共有、チャット活用などIoT・ICT化が急速に進んでいます。

取材協力：

株式会社ビジネスセンター岬屋／リコージャパン株式会社

導入先プロフィール（2023年7月現在）

法人名

ヤマシン醸造株式会社

所在地

〒447-0064
愛知県碧南市西山町3-36

お客様インタビュー

ヤマシン醸造株式会社
製造部 部長
山田 智二氏（右）

ヤマシン醸造株式会社
技術部
冨永 知穂氏（中央）

ヤマシン醸造株式会社
技術部 課長
兼 営業部 主任
池嵜 重之氏（左）

「ITKeeper 無線LANパック」により遅延・切断なく設備の映像監視が可能に
情報共有のタイムラグ解消でも成果をあげ、さらなる活用に期待

概要

敷地内のWi-Fi環境を再整備

DX推進で業務効率アップに成功

ネットワークインフラを再構築

ヤマシン醸造株式会社では、広い敷地内のネットワーク構築を社内の担当者が担っていました。しかし、満足できる通信環境が実現できないことから「ITKeeper 無線LANパック」の導入を決断し、ネットワークを再整備しました。

Wi-Fiの利便性向上で積極活用が増加

快適なネットワーク環境が構築されたことで、ストレスなくネットワークカメラやデバイスが利用可能に。移動時間の大幅削減、業務の効率化を実現しました。この成功体験から社員自らが積極的にDXを進める気運が醸成。作業負担の軽減、労働時間短縮などの改善につなげています。その変化は昨今の人手不足を補うと同時に、人材の定着にもつながると期待されています。

目標・課題

カメラで製造の状況確認をしたい

乱立しているWi-Fiを統合したい

広い敷地内で1日に何度もの移動が負担に

約5,000坪の敷地内には仕込みや濾過の工場が点在。タンクの水位や製造の進行状況を確かめるために100m以上離れた場所へ1日に何度も往復しており、従業員の負担になっていました。移動することなく映像により状況確認ができるようWi-Fi接続のネットワークカメラを設置しましたが、家庭用のWi-Fiルーターを使って構築したWi-Fi環境は業務用途には不安定でした。

安定したWi-Fi環境を広域に構築したい

ネットワーク環境の問題は工場だけでなく、事務棟エリアでも。数年前からノートパソコンなどWi-Fi接続機器が増加。始業直後は特にアクセスが集中してつながりにくく、メールの送受信さえ困難なことも。ヤマシン醸造株式会社 製造部 部長 山田 智二氏は「各部署で家庭用Wi-Fiルーターを設置している状況で、社内共通のWi-Fiを再構築する必要がありました。」と振り返ります。

解決策

「ITKeeper 無線LANパック」を導入

バッファローが調査し施工プラン提案

導入後も安心な「ITKeeper 無線LANパック」

相談を受けた株式会社ビジネスセンター岬屋 営業部 担当係長 平野 将司氏はリコージャパンの「ITKeeper 無線LANパック」を提案。万一の障害発生時にはリコージャパンが保守対応する点も安心です。本件ではバッファロー製品を選択したため、バッファロー・IT・ソリューションズ（以下BITS）がプランニングのための現地調査を実施しました。

現地調査により確かな機器選定・配置を提案

工場内でネットワークカメラを活用するために「WAPM-1266R」を設置

調査により「WAPM-1266R」11台で敷地全域をカバーするWi-Fiを構築できるとわかり、BITSが施工を実施しました。業務を止めることのないよう、施工は2日間で完了しました。

効果

通信の不安解消で監視の確実性向上

各部署の情報共有・効率化に貢献

Wi-Fi再構築でさまざまな業務効率化に成功

ネットワークカメラの映像監視について通信不良の不安がなくなったことで、移動しての目視確認が不要になりました。また、全部署のWi-Fiが統合されたことで他部署でも変化が生まれました。以前は手書きだった製造記録や回覧書類をデジタル化し、クラウドストレージで共有することで伝え忘れや漏れがなくなり、変更が出ても柔軟な対応が可能になりました。さらに、都度5～10分の徒歩移動で伝えていた業務連絡もチャットに置き換わりました。

IoT・ICTの活用でさらなる成果に期待

醸造設備のIoT化など、DXによるさらなる業務の効率化に意欲的です。ヤマシン醸造株式会社 技術部 課長 兼 営業部 主任 池嵜 重之氏は「一部分で劇的な変化を起こすのは難しいですが、小さな積み重ねを大きな成果につなげることができます。」と期待を寄せます。

「ITKeeper 無線LANパック」を導入し、約5,000坪の敷地内にWi-Fi環境を構築。安定した通信が可能な法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1266R」を選定。障害発生時はリコージャパンサービス拠点がオンサイトで保守対応する。

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