銚子市内の小・中学校でGIGAスクール構想に準拠した無線LAN環境を整備。多台数同時接続時の不安を払拭し、ICTを活用できる学習環境を実現
千葉県銚子市教育委員会 様

千葉県北東部に位置する銚子市には、11校の小学校と5校の中学校があり約3,100人の児童・生徒が在籍しています。国が推進するGIGAスクール構想は、当初2019年度〜2024年度に環境整備を実施する計画でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって前倒しされることになりました。同市も2020年度内に無線LANの環境整備することを決定。予算や工期が限られている中、多台数同時接続をしても安定した通信が可能となる無線LANアクセスポイントを導入し、集中管理ソフトウェアにより教育委員会から各校に設置されている無線LAN機器の一括リモート管理を実現しました。
取材協力:
銚子インターネット株式会社
導入先プロフィール(2022年1月現在)

お客様インタビュー

銚子市教育委員会
学校教育課 指導室
指導主事 石塚 研治氏(写真左)
企画財政課企画室
情報システム班
飯嶋 千恵美氏(写真中央)
学校教育課 学校教育室
室長 古澤 孝男氏(写真右)
コロナ禍で前倒しされたGIGAスクール構想に対応し、公平通信制御機能搭載の無線LANアクセスポイントを市内各校に一斉導入
概要
市内全小・中学校に無線LAN機器を導入
「WLS-ADT」により管理の手間を軽減
公平通信制御機能で多台数同時接続時にも安定した通信を提供
教育委員会が無線LAN機器をリモートで一括管理
目標・課題
コロナ禍によるGIGAスクール構想の前倒し
学習の公平性を維持する必要
コロナ拡大で前倒しされたGIGAスクール構想
ノウハウも無く、予算や工期も限られた状況
解決策
柔軟な対応により短期間で工事完了
ネットワーク管理ソフトを導入
短納期で工事完了
ネットワーク管理ソフトウェアによりリモートで一括管理
新たに市内全域の小・中学校に導入した無線LANアクセスポイントは167台。教員用として、過去導入した無線LANアクセスポイントを加えると約350台となります。多数の無線LAN機器の管理の手間を軽減するため、ネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」も導入。市役所内の教育委員会からリモートで一括管理が行えるようになりました。
効果
多台数同時接続時でも安定した通信が可能
ICTを活用した学習の実施が可能に
安定した通信環境によりICTの活用が盛んに
ICT導入・活用をさらに進めたい

公平通信制御機能を備える、法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-2133TR」。

銚子市内の小学校11校、中学校5校の全16校すべてに、公平通信制御機能を搭載し、コスト面でも最適な「WAPM-2133TR」を導入。過去に設置された無線LANアクセスポイントを含め、約350台の無線LAN機器は、教育委員会に導入したネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」により、リモートで一括管理が可能。
※ ネットワーク構成イメージ図には、今回工事分の機器のみを掲載 ※ BS-GS2016Pにはその他機器が接続されている