市立学校の全児童・生徒約2,750人にタブレットPC用の充電器を配布。ICT教育の一環として推進する持ち帰り学習の運用効率化をサポート。

兵庫県加東市教育委員会 様

兵庫県加東市教育委員会は、平成21年から市立の小学校、中学校にプロジェクターや電子黒板を導入するなどICT教育にいち早く取り組んできました。平成27年以降は学習用端末を導入し、「GIGAスクール構想」を機に1人1台端末を実現。現在は市立全10校においてタブレットPCによる授業と持ち帰り学習を行っています。一方で、近年は持ち帰り学習が増え、端末を持ち帰る際の純正充電器の取り外し・設置が教員の負担になることも。そこで同委員会は持ち帰り学習用の充電器として「BSACPD4500BK」を導入。持ち帰り学習時の負担が軽減され、児童・生徒により多くの向き合う時間ができるようになりました。

導入先プロフィール(2022年10月現在)

組織名

兵庫県加東市教育委員会

所在地

〒673-1493
兵庫県加東市社50番地

お客様インタビュー

兵庫県加東市教育委員会
教育振興部 教育総務課
主査
小紫 祐来氏

学習場面に応じた充電器の使い分けにより、持ち帰り学習時の負担を軽減。毎日持ち帰り学習を実施するようになった教員も

概要

持ち帰り学習用の充電器を導入

学習場面に応じて充電器を使い分け

約2,800台の充電器導入でICT教育を支援

兵庫県加東市教育委員会ではICTを活用した教育推進の一環として、市内の小学校、中学校、義務教育学校でタブレットPCによる授業および持ち帰り学習を行っています。令和3年以降、各学校での持ち帰り学習の増加に伴い、同委員会は児童・生徒が端末を持ち帰る際の専用充電器としてバッファローの「BSACPD4500BK」を導入しました。

専用充電器の導入に伴い持ち帰り学習が増加

普段の授業と持ち帰り学習によって充電器を使い分けることで、持ち帰り学習のたびに対応していた純正充電器の取り外し・設置作業が不要に。教員の負担軽減とともに、持ち帰り学習の実施ペースが増加しました。今まで以上に学びの機会が増えたことで、市内の各学校に通う児童・生徒のさらなる学習意欲向上にも期待が寄せられています。

目標・課題

純正充電器の取り外し・設置が手間

教員の作業負担を軽減したい

毎回30分以上をかけて純正充電器を収納

もともと各学校の教室や多目的室に保管庫を設置し、その中にタブレットPCの純正充電器を収納していました。そのため、持ち帰り学習のたびに保管庫から充電器を取り外し、使用後に再び設置する必要がありました。特に保管庫への設置作業は配線の取り回しが複雑で1クラス分(約30台)の充電器を収納するのに30分以上かかることから、多くの教員が放課後の時間を使って対応していました。

充電器の運用方法を改善し負担軽減を図りたい

兵庫県加東市教育委員会 教育振興部 教育総務課主査 小紫 祐来氏(以下、小紫氏)は、「翌日の授業の準備など、放課後に行う業務の時間を割くことが教員の負担になっていました。継続的に持ち帰り学習を推奨していくには充電器の運用方法を見直す必要があり、現場の要望も踏まえて持ち帰り学習用の充電器導入を決断しました。」と話します。

解決策

安全性など条件に競争入札を実施

扱いやすさや安全性を評価

軽量・小型で持ち運びも便利な充電器を導入

加東市は、持ち帰り学習用の充電器を導入するにあたってタブレットPC付属品のほか、国内メーカー、USB PD規格対応、PSE適合であることを要件とし競争入札を実施。結果、要件にくわえて軽量かつコンパクト筐体で高負荷時も表面温度が高温にならない安全設計などを謳うバッファローの「BSACPD4500BK」が導入されることになりました。導入には「学校保健特別対策事業費補助金」が活用されたといいます。

児童・生徒にとっての扱いやすさを高評価

採用された「BSACPD4500BK」について小紫氏は、「製品の軽さはもちろん、隣のコンセントに干渉しにくいサイズで扱いやすく、収納式コンセントプラグで持ち運びも便利ですし、ACアダプターとケーブルが分かれているので故障時も充電器ごと交換する必要がありません。児童・生徒の負担が少なく、使い勝手、持ち運びやすさ、安全性に優れている点も評価できます。」と話します。

効果

教員の負担・ストレス軽減に貢献

各学校で持ち帰り学習の機会が増加

翌日の授業の準備など、主業務への注力が可能に

純正充電器の取り外し・設置が不要になり、放課後の時間を主業務に使えるようになりました。それに伴い教員の負担・ストレスが軽減され、同時に持ち帰り学習を推進する動きも活発化。以前は月2回ペースでしたが、現在は毎日「持ち帰り学習」を実施する教員も見られるなど児童・生徒の学びの機会が増えました。

今後も持ち帰り学習を推進し、学習意欲を刺激

持ち帰り学習時の充電器として「BSACPD4500BK」を活用

「2022年6月の導入以降、学習場面によって充電器の使い分けが可能になり便利さを感じています。また、製品トラブルもなく充電能力にも満足しています。今後も持ち帰り学習を推奨しながら、より多くの学びの機会を設けることで子どもたちの学習意欲向上にもつながることを期待しています。」と小紫氏は話してくれました。

保管庫に収納している純正充電器。複雑な配線の取り回しで、持ち帰り学習のたびに取り外し・再設置する手間が負担になっていた

タブレットPCや筆箱とのサイズ比較。小型筐体で本体重量も約90gと軽量なので持ち運びも便利

出力電力は最大45W。高負荷でも表面温度が50℃を超えない安全設計で、低温やけどのリスクを低減


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