東海地区初となるローカル5G実証施設を活用したeスポーツイベントに、バッファローが会場の快適なWi-Fiネットワーク環境を提供

モンストスクールinなごのキャンパス

2023年3月、名古屋市の「なごのキャンパス」にて、eスポーツのプロ選手から人気タイトルの攻略法が学べる「モンストスクールinなごのキャンパス」が開催されました。株式会社コミュニティネットワークセンター(以下、CNCI)が運営事務局を務め、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社(以下、スターキャット)のローカル5G実証設備を利用したこのイベントでは、バッファローの法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」とマルチギガ対応有線LAN機器によりローカル5Gのポテンシャルを活かしたWi-Fi環境を構築。参加者持ち込みによる端末が不均一な環境での安定した多台数同時通信を提供しました。

導入先プロフィール(2023年3月現在)

会場

なごのキャンパス

共催社(運営事務局)

株式会社コミュニティネットワークセンター

共催社(ローカル5G提供)

スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

お客様インタビュー

株式会社バッファロー
法人ビジネス本部
営業技術部 営業技術課
西日本フィールドエンジニア係
白木 雅枝 係長(左)

株式会社コミュニティ
ネットワークセンター
営業本部
副本部長
澤崎 栄治氏(中央)

スターキャット・
ケーブルネットワーク株式会社
営業本部 法人営業部
法人営業2グループ 担当課長
宮内 元氏(右)

ローカル5G回線をバックボーンに、さまざまな規格・仕様の持ち込み端末が遅延なく多台数同時に通信できるWi-Fi環境を構築し、イベント運営を支援

概要

3社共催でイベントを開催

ローカル5Gを活用した環境を整備

ローカル5Gを活用したイベントを共催

スターキャットが敷設したローカル5G実証設備とeスポーツを融合し、さまざまなノウハウを蓄積する目的で開催された「モンストスクールinなごのキャンパス」。CNCIの声がけで、バッファローも共催として参加しました。

持ち込み端末の多台数同時通信を実現

プロ選手から学べるスクール形式のイベントに向け、参加者持参の端末を接続でき、かつ多台数同時通信でも快適にプレイできるWi-Fi環境を法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」で構築。ローカル5Gのポテンシャルを活かす、高速スループットを実現しました。

目標・課題

多台数同時接続イベントの成功

多様な端末の接続と安定通信

多様な端末に対応できる通信環境を準備したい

イベントの開催にあたり「参加者自身が、普段ゲームをプレイしている端末を会場に持ち込んでもらう必要がありました」とCNCI 営業本部 副本部長澤崎 栄治氏(以下、澤崎氏)。「さまざまなプラットフォーム、Wi-Fi規格の端末が安定して通信できるWi-Fi環境の構築が必要でした」と話します。

持参端末のWi-Fi規格対応と通信の安定が必要

本イベントにローカル5G回線を提供するスターキャットの宮内 元氏は「イベントでは、会場付近に敷設されたローカル5Gアンテナから、Sub6波を会場内のローカル5Gモデムで受信。参加者が接続するWi-Fiでも、ポテンシャルをそのまま、利用できるようにする必要がありました。」と話します。

解決策

「WAPM-AX8R」でWi-Fi環境を構築

マルチSSIDでスタッフ用Wi-Fi提供

遅延なくゲームをプレイできる環境を構築

バッファローは、会場となった「なごのキャンパス」体育館2階の通路に、Wi-Fi 6(11ax)までの規格に対応でき、「公平通信制御機能」により多台数同時通信が可能な「WAPM-AX8R」を4台、マルチギガ対応で「WAPM-AX8R」と2.5GbE接続可能なPoEスマートスイッチ「BS-MS2008P」、ルーターにはローカル5Gモデムと10GbE接続可能な「VR-U500X」でWi-Fi環境を構築。施工を担当したバッファローの白木係長は「スループットを最大化し、チャンネル設計の工夫で多台数同時通信に対応できる構成としました。」と話します。

参加者、運営、出展者それぞれにSSIDを用意

「スタッフ用Wi-Fiも用意いただき円滑なイベント運営が可能になった」と澤崎氏。「WAPM-AX8R」はマルチSSID対応で、参加者用だけでなく、運営用、出展者用にもSSIDを設定できます。

効果

状況に応じた柔軟なイベント運営

今後のeスポーツイベントにも応用

実践プレイにも耐えられる高速通信を提供

開催直前の速度調査では「下り平均330Mbpsの通信を確認できました」と澤崎氏。イベントではプロ選手が参加者と車座となり、プレイを検証するシーンもありましたが、複数の参加者が同時にプレイしても、十分な通信速度が提供されていました。

今後のeスポーツイベントでもローカル5Gを検証

体育館2階の手すりに「WAPM-AX8R」を固定し、館内を広くカバー

「ユーザー参加型のイベントでは、どれだけの人が、どんな端末をどのくらいつなぐかわからない。柔軟に対応できるバッファロー提供のWi-Fi環境が心強かった。今後もeスポーツを通じて、ローカル5Gの実証を続けていきたい。」と澤崎氏は話していました。

ローカル5G受信機から法人向けルーター「VR-U500X」、マルチギガ対応PoEスイッチ「BS-MS2008P」、さらに4台の「WAPM-AX8R」へ接続。チャンネル有効活用のため4台それぞれのチャンネルを固定。「WAPM-AX8R」は「BS-MS2008P」からのPoE給電とすることで、配線をシンプルにしている。


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