法人向けネットワーク機器をIP告知システム・公衆Wi-Fi運用を支える通信に利用。屋内外各所への機器設置およびSSID統一により2集落を公衆Wi-Fiスポット化
新潟県粟島浦村 様

新潟県北部に浮かぶ周囲23kmの離島・粟島浦村。現在、約350人(2023年8月時点)の住民が暮らす同村では、遠隔テレビ電話診療や救急現場でのiPad活用などデジタル化を積極的に推進しています。その一環として、2022年には住民の利便性向上を目的に公衆Wi-Fi整備事業を実施。内浦地区・釜谷地区の全家庭および屋外公共施設に無線LANアクセスポイントを設置することで広範囲の公衆Wi-Fiスポット化を実現しました。また、並行して緊急情報などを放送するIP告知システムの切り替えも実施。通信インフラ整備も併せて行い、防災機能強化が図られました。
取材協力:
エスジー・スタッフ株式会社/京セラみらいエンビジョン株式会社
導入先プロフィール(2023年8月現在)

お客様インタビュー

新潟県粟島浦村 総務課
渡邉 泰介氏
住民・観光客ともに島内の2集落を中心に高速インターネット利用が可能に。
遠隔による機器管理体制導入で、新たなIP告知システムの安定運用も実現
概要
2集落を中心に公衆Wi-Fiスポット化
快適なインターネット利用が可能に
無線インフラで島内の情報・通信網を強化
住民・観光客ともに利便性が大きく向上
目標・課題
安定したネット回線の確保
IP告知システムの運用見直し
島内のモバイル回線カバー率が不十分
より強固なIP告知システムに切り替え
解決策
屋内外の適所にWi-Fi機器を設置
災害対策としてWI-Fiを役立てたい
全家庭と屋外公共施設に公衆Wi-Fi提供
機器のリモート管理で防災対策
さらに防災機能強化への対策として、島内全家庭にIP告知端末「しらせあい防災」を配備。その通信には遠隔で機器管理されている「WAPS-1266」のLAN端子が利用されています。同機器との組み合わせにより、不具合防止やトラブル時の即時対応が可能な運用体制を構築しました。
効果
高速インターネット利用が可能に
Wi-Fiの用途拡大にも期待
島内の公衆Wi-Fiスポット化による地域活性化
自治体DXを加速させる新サービスも構想

IP告知端末通信・公衆Wi-Fi用途で全家庭に「WAPS-1266」を設置

180台の「WAPS-1266」を各家庭に設置し、Wi-Fiを介して専用端末を地域イントラネット網に接続。また、屋外設置可能な「WAPM-1266WDPRA」を用いてキャンプ場や海水浴場など屋外広報拡声器設置の6か所に公衆Wi-Fiを提供。無線LANアクセスポイントは「WLS-ADT/LW」で一括管理している。