「離岸流」の自動検出を目指すIoTサービスの実証実験を実施。屋外設置できる無線LANアクセスポイントを活用し映像データを安定して送れる通信環境を実現
千葉県御宿町様
千葉県御宿町では、コニカミノルタジャパンを代表とする産学連携のコンソーシアム組織の一員として、「離岸流立入検知による水難事故防止と安心・安全な海洋レジャーの町の実現」を目指すIoTサービスの実証実験を実施。MOBOTIX社製ネットワークカメラで撮影した海岸の定点画像をサーバーに送信してAIが画像解析による離岸流の発生と、そこへの人の立入りを検知し、海岸のサイネージとライフセーバーのウェアラブル端末へのリアルタイム通知する仕組みを実現しました。MOBOTIX社製ネットワークカメラとサーバーをつなぐ通信機器として、バッファローの無線LANアクセスポイントが活用されています。
概要
海水浴やサーフィンエリアとしても人気を博している御宿町
御宿町で「離岸流」の自動検出を目指すIoTサービスの実証実験を実施
ライフセービングとかかわりの深い御宿町
「離岸流」の自動検知システムを実現
千葉県御宿町
目標・課題
1秒に3~4枚撮影される映像データを安定して送れる通信環境が必要に
雑木林が障害となり、直接通信では十分な通信速度が得られず
映像データを安定して送れる通信環境が必要に
障害物があり通信速度が不足
解決策
中継地点を設けることで雑木林を避け、約80Mbpsの通信速度を実現
通信性能はもちろん、海岸での利用に耐える耐環境性能が決め手に
導入商品
MOBOTIX社製ネットワークカメラ(コニカミノルタジャパン取扱商品)
カメラ全機種にCPUを内蔵しており、人の『目』・『耳』・『口』を代替して簡単な判断も可能。様々なデータを取得して、アクションを起こすまでをカメラが行い、シンプルな設計でワンストップ制御を実現。そのために監視用途に留まらず、業務の省人化や効率化に活用されています。
中継地点を設けることで約80Mbpsの通信速度を実現
海岸でも安心して使える高い環境性能
効果
離岸流は約80%、人の立入りについては約90%の検知度を実現
システムに関する設備の移管などを進め、今後も引き続き活用を予定
ディープラーニングで離岸流の検知率は約80%に到達
今後もシステムの活用を通じた取り組みに意欲