コロナ禍に順応した学習・交流環境づくりを目指し、市内のコミュニティセンター7施設に公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT」を導入

和歌山市教育委員会 様

和歌山市教育委員会は、市内のコミュニティセンター7施設を通じて市民の生涯学習および地域活動の振興を支援しています。2022年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い施設利用者が減少する中、同委員会はコロナ禍に順応した学びの場を提供するため全施設に公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT」を導入。バッファローの公衆Wi-Fi導入キットと最新規格Wi-Fi 6(11ax)対応の無線LANアクセスポイントを用いて公衆Wi-Fi環境を構築しました。Wi-Fi整備により施設の利便性は大きく向上し、オンラインによる学習活動や交流が可能になりました。

導入先プロフィール(2022年7月現在)

組織名

和歌山市教育委員会

所在地

〒640-8511
和歌山県和歌山市七番丁23番地

導入先

和歌山市 コミュニティセンター(市内7施設)

お客様インタビュー

和歌山市教育委員会 教育学習部 生涯学習課
公民館振興班 班長
井邊 成美氏

対面形式の学習・交流からオンラインを活用した新しい学びの場に進化。施設利便性が高まり学習の幅が広がったことで利用者数増加に期待

概要

市内7施設に公衆Wi-Fiを導入

オンラインでの学習・交流が可能に

オンラインに対応した新たな学びの場を提供

和歌山市教育委員会は、地域の人々が気軽に学習・交流できる場所として市内に7施設のコミュニティセンターを開放しています。コロナ禍で施設利用者が減少する中、同委員会はオンラインを活用した新たな学習環境づくりの重要性を認識。全施設を対象に公衆Wi-Fiサービスを導入しました。

施設の利便性向上に伴い、利用者の回復に期待

対面限定の学習・交流活動がオンラインでも可能になりました。また、スマホやタブレットによる調べ学習や蔵書検索も自由に行うことができるなど、施設の利便性が大幅に向上。公衆Wi-Fiの導入以降、施設利用者数も増加に期待しています。

目標・課題

施設の利用者が約8割減少

防災インフラに使える公衆Wi-Fi

コロナ禍に順応した学習環境づくり

以前は毎月約45,000人が市内のコミュニティセンターを利用していました。しかし、施設での学習・交流はすべて対面形式だったため、コロナ禍をきっかけに利用者が約8割減少。市民の学ぶ意欲に応え、今後も継続的に学習の場を提供するには各施設への公衆Wi-Fi導入が必要だと考えました。

安定性とセキュリティーを重視した公衆Wi-Fi

和歌山市教育委員会 教育学習部. 生涯学習課 公民館振興班 井邊 成美氏(以下、井邊氏)は、「不特定多数の方が施設を利用されるため、公衆Wi-Fiは安定性とセキュリティーを重視。また、災害時の避難所でもあることから防災インフラへの適用も欠かせない条件でした。」と話します。

解決策

無料で運用可能な「FREESPOT」

Wi-Fi 6(11ax)対応のWi-Fi機器

ランニングコスト不要の公衆Wi-Fiサービス

インターネット回線費以外は無料で運用でき、メール・SNSアカウント認証によるセキュリティーを備えた公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT」を提供可能な「FS-M1266」を導入。「クラウド上の認証サーバーで利用者情報を管理するため施設が管理する必要はなく、それらをすべて無料で運用できるなどコストパフォーマンスが高いと感じました。」と井邊氏は話します。

多台数同時接続に強いWi-Fi機器を選定

無線LANアクセスポイントにはWi-Fi 6(11ax)対応の「WAPM-AX8R」を採用。生涯学習施設・防災拠点施設としての役割を担うことから多台数同時接続に強く、安定・高速通信に優れた機器を選定しました。また、集中管理ソフトウェア「WLS-ADT」も各施設に導入。災害時も含め、施設ごとにWi-Fi機器を管理することが可能です。

効果

コロナ禍に順応した学習環境を提供

運用開始数で利用者数増加に期待

オンライン学習や調べ学習などが可能に

それまで対面形式に限定されていた学習・交流活動がオンラインでも可能に。Zoomなどを活用することで、自宅からでも安心して学習の場に参加できるようになりました。また、自習室ではスマホやタブレットを使った調べ学習も可能に。施設全体の利便性が大きく向上し、学習の幅も広がりました。

コロナ禍以前の学習・交流を新たな形で継続

Wi-Fi 6(11ax)対応で多台数同時接続に強い「WAPM-AX8R」。

図書室でもスマホによる蔵書検索が可能になり、利用者の滞在時間が減少。人の密集回避や職員の負担軽減にもつながっています。「Wi-Fi整備により、新しい形での学習・交流が可能になりました。運用開始数ヶ月ですが、利用者回復に期待しています。」と井邊氏は話してくれました。

公衆Wi-Fi導入キットと無線LANアクセスポイントで各施設に「FREESPOT」を導入。Wi-Fi 6(11ax)対応の「WAPM-AX8R」を採用し、多台数同時接続に強い公衆Wi-Fi環境を構築した。防災Wi-Fiへの切替を考慮し、「WLS-ADT」を各施設に導入してWi-Fi機器を管理している。


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