ワーケーション需要の開拓に向けて、誰でも自由に接続できる公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT」を温泉街全域に提供

一般社団法人 那須塩原市観光局 様

古くは那須七湯のひとつに数えられ、湯治場として親しまれてきた板室温泉。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い観光客の足取りが遠のく中、一般社団法人那須塩原市観光局(以下、那須塩原市観光局)は新たな魅力創出に向けた取り組みを実施。ワーケーションができる温泉地をテーマに、公衆Wi-Fi導入キットと無線LANアクセスポイントを用いて公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT」を導入しました。すでにWi-Fi整備が済んでいる一部地域を中心に接続可能エリアを広げ、温泉街一帯でつながる公衆Wi-Fi環境を構築。ワーケーション誘致による新しい顧客層の獲得に向けて積極的な取り組みを展開しています。

取材協力

那須インフォネット株式会社

導入先プロフィール(2022年5月現在)

法人名

一般社団法人 那須塩原市観光局

所在地

〒329-2801
栃木県那須塩原市関谷448-4

お客様インタビュー

一般社団法人 那須塩原市観光局
事業部門リーダー
三宅 和幸 氏(右)

一般社団法人 那須塩原市観光局
事業部門
斉藤 喜代美 氏(左)

温泉地で仕事をする、新しい旅のスタイルの提案が可能に。公衆Wi-Fi導入によりワーケーション誘致を加速させるインフラ基盤を構築

概要

板室温泉の新たな魅力を創出

新しい旅のスタイルを提案

長期滞在向けの環境がワーケーションに最適

那須塩原市観光局はコロナ禍における観光客の減少に鑑み、板室温泉の集客力アップへとつながる取り組みを実施。長期滞在に適した環境や観光ノウハウを生かし、ワーケーション誘致による新たな顧客層の獲得を目指して温泉街一帯に公衆Wi-Fiサービスを導入しました。

新たな観光コンテンツとして集客効果に期待

板室温泉街一帯でつながる公衆Wi-Fi環境の構築により、ワーケーション誘致に向けたインフラ基盤が整いました。運用開始前のワーケーションモデルツアーでは多数の高評価を獲得。板室温泉の新たな観光コンテンツとして、ワーケーションによる集客効果に期待が寄せられています。

目標・課題

期滞在のノウハウを活用

温泉街全域でつながる公衆Wi-Fi

自然豊かな環境がワーケーション需要に合致

一般社団法人 那須塩原市観光局 事業部門リーダー 三宅 和幸氏(以下、三宅氏)は「板室温泉は自然豊かな山間にあります。もともと療養温泉地として知られ、長期滞在者が多いことから日替料理を提供する宿もありました。そうした環境がワーケーションに最適だと判断しました。」と話します。

利便性を高めるためWi-Fi接続エリアを拡大

ワーケーション誘致に向けて、一般社団法人 那須塩原市観光局 事業部門 斉藤 喜代美氏(以下、斉藤氏)は「一部エリアではWi-Fiが使える状況でした。しかし、利便性を考えると温泉街全域でつながる公衆Wi-Fiが必要だと考え、接続可能エリアを拡大することにしました。」と話します。

解決策

他の温泉街でも導入した公衆Wi-Fi

安全性・安定性を重視した機器選定

過去の導入実績にもとづいた機器選定・施工

Wi-Fiエリアを拡大するにあたり、同じ那須塩原市内にある塩原温泉街の公衆Wi-Fi整備を参考に機器選定・施工を行いました。その理由について、三宅氏は「塩原温泉街では予算を抑えつつ、必要な場所に安定したWi-Fi電波が届くように機器を設置しました。運用開始後もトラブルなく安定稼働し、公衆Wi-Fiの接続数も増加傾向にあるなど導入効果を感じていました。」と話します。

屋外でも安定してつながる公衆Wi-Fi環境に

塩原温泉街と同様に、認証機能を備えた高セキュリティーの「FS-M1266」をゲートウェイ機器にして公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT」を提供。耐環境性能に優れた「WAPM-1266WDPR」で電波エリア・強度を確保するとともに、防護ケースで直射日光を遮ることで導入費用を削減。塩原温泉街の公衆Wi-Fi整備にも携わった那須インフォネット株式会社が施工を担当しました。

効果

今後のワーケーション誘致に期待

集客・PR効果を高めていきたい

事前のワーケーションモデルツアーで効果を実感

屋外の遊歩道や河原でも公衆Wi-Fi利用が可能になり、ワーケーション誘致のインフラ基盤が整いました。本格運用を開始する前には、県外企業を招いて3泊4日のワーケーションモデルツアーを実施。利便性への高評価が多く、板室温泉でのワーケーションに対する期待の大きさも伺えます。

新しい旅の楽しみ方を一人でも多く提案したい

「WAPM-1266WDPR」やその他の機器を防護ケースに収容することで屋外設置に対応。

斉藤氏は「塩原温泉街では観光客やSNS投稿の増加などが見られますが、板室温泉でも今後同様の効果を期待しています。自然のフィールドを生かしたアクティビティー、温泉、そして仕事と、板室温泉ならではのワーケーションを一人でも多くの方に体感してほしいです。」と今後への期待を話してくれました。

公衆Wi-Fi導入キット「FS-M1266」と屋外対応の無線LANアクセスポイント「WAPM-1266WDPR」を用いて、板室温泉街一帯で接続可能な公衆Wi-Fi環境を構築。オプション品「WLE-HG-DA/AG」の追加で長距離通信を強化。


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