医師が診断などで使う検査結果や撮影画像の安全で安定した活用のためにPACS(医療用画像管理システム)で利用するNASをリプレース
医療法人 明輝会 明輝会クリニック 様
医療法人 明輝会 明輝会クリニック(以下、明輝会)は、CTなどの画像撮影装置からのデータや検査結果をPACS(医療用画像管理システム)と呼ばれるシステムで管理しています。それらのデータは、病院の大事な資産であると同時に、患者が病院の手を離れてからも5年間の保管が義務付けられています。同クリニックでは基本的にデータは消さずに保管するため、増え続けるデータ用に定期的なストレージのリプレースが必要。今回は、PACSで使われているWindowsサーバーとの運用実績があるバッファローの法人向けNAS「TS5420RN1204」をバックアップ用と併せて2台導入。データの安全性を高めました。
取材協力:
エクセル・クリエイツ株式会社
導入先プロフィール(2024年1月現在)
お客様インタビュー
医療法人 明輝会
システムエンジニア
二間瀬 剛氏
PACSで使われているWindowsサーバーでの運用実績があるNASの導入で1回の撮影でも膨大な容量になるCT検査の画像データを長期間保存する
概要
ストレージの定期的な刷新の必要性
容量・データ保全性能・速度を重視
定期的にNASをリプレースする
データを長期間、安全に保存する必要
目標・課題
データ保管の安全性と十分な容量
患者を待たせない画像の表示能力
長期間保持が必要な検査結果・画像データの保存
患者一人当たりの診察時間の遅延防止
解決策
大容量と運用実績の多い機器を導入
処理能力やデータ保全性の向上
運用実績があり処理能力が高い機器を導入
十分な容量とバックアップ体制で安全性確保
ストレージ容量は12TB。CT検査の画像は、枚数が多いだけでなく、今後、より高度な機械に入れ替えた場合、画像の解像度も向上し、画像サイズもその分大きくなります。これまでの運用実績や今後を考慮して大容量のものを導入しました。バックアップと併せて2台導入することでディスクトラブル時にもデータが守られるようにしています。
効果
患者を無駄に待たせない画像表示
リプレースによる機器の安定運用
画像表示の遅延がなくスムーズに診察が可能
ハードウェアトラブルの無いシステム構築