Wi-Fi 6(11ax)対応機器を用いて患者・職員の福利厚生向けのWi-Fiを提供。院内の広範囲でWi-Fi接続可能な環境を整え、より快適に過ごせる施設環境に

医療法人 米沢記念 桑陽病院 様

山口県防府市にある医療法人 米沢記念 桑陽病院(以下、桑陽病院)は、昭和46年に開設され、内科・整形外科・泌尿器科を中心にそれぞれが専門性の高い医療を担っています。同院では、常に時代にあった医療やサービスの提供を心がけており、その一環として、入院・外来患者および職員の満足度向上を図るためWi-Fi整備を実施。バッファローのWi-Fi 6対応アクセスポイントを用いて、本館・西館の1~3階を対象に各病室や待合室、ナースステーションなどでスマートフォンをWi-Fiに接続して使用できる環境を整えました。

取材協力:

株式会社TSC

導入先プロフィール(2025年2月現在)

施設名

医療法人 米沢記念 桑陽病院

所在地

〒747-0811
山口県防府市車塚町3番20号

お客様インタビュー

医療法人 米沢記念 桑陽病院
事務長
大坪 武治氏

患者が診察の待ち時間や入院中の時間を快適に過ごせる環境に。職員も休憩時間にスマホでWi-Fi接続でき、福利厚生の一環として活用

概要

本館・西館をまたぐWi-Fi整備

院内での快適なスマホ使用が可能に

患者・職員にとって快適な環境づくりを推進

桑陽病院では、患者がより快適に過ごせる環境づくりと職員が働きやすい職場づくりを目的に院内Wi-Fiを整備。安定した通信が可能で、多台数同時接続にも強い「WAPM- A X4R」を用いて、本館および西館の待合室や病室、ナースステーションなど、さまざまな場所から接続できるWi-Fi環境を整えました。

通信量を気にせず院内でスマホ使用が可能に

Wi-Fi整備により、通信量を気にすることなくスマホを使うことが可能に。患者が気軽にインターネット検索や動画視聴を楽しめるなど、入院中や院内での待ち時間を快適に過ごせるようになりました。また、職員用Wi-Fiも福利厚生の一環として活用されており、より良い職場環境づくりに向けた取り組みとしても評価されています。

目標・課題

患者・職員用Wi-Fiを提供したい

Wi-Fi 6(11ax)対応機器による整備

Wi-Fi整備で患者の満足度向上を図りたい

Wi-Fi整備の狙いについて、医療法人 米沢記念 桑陽病院 事務長 大坪 武治氏は、「待合室をはじめ、院内各所で患者がスマホを操作している姿をよく目にします。患者が快適に過ごせる環境づくりに向けた取り組みの一環として、新たにWi-Fi環境を整備し、いつでも気軽にスマホを使える環境を整えることで満足度向上を図りたいと考えました。」と話します。

広範囲で安定してつながるWi-Fi環境に

また、質の高い医療サービスを提供するには職員のモチベーションが重要だと考え、福利厚生の充実化を目的に職員用のWi-Fi提供も決断。本館と西館をまたぐ広範囲において、患者・職員を含む多くの人が快適にWi-Fiを利用できるようWi-Fi 6(11ax)対応機器を用いたネットワーク環境の整備が求められました。

解決策

多台数同時接続に強い機器を選定

施設構造を考慮して機器を設置

約20台の端末が同時接続可能な環境に

同院は病床数99床を備え、1日に約200人の外来患者が訪れます。また、職員もスマホを使用するため、1台のWi-Fiアクセスポイントで約20台の端末接続を想定し「WAPM-AX4R」を導入。入院患者の夜間利用を防ぐため、必要に応じてWi-Fi接続時間を設定できる機能も考慮しました。患者用と職員用でSSIDを区別し、Any接続拒否により職員用のSSIDは外部から見えない設定にしています。

Wi-Fi機器の設置位置を工夫し電波を確保

本館・西館の1~3階を対象とし、病室や待合室、ナースステーションなど、さまざまな場所からスムーズにWi-Fi接続できるように「WAPM-AX4R」を設置。建物がRC造で各病室の扉が金属性であることを考慮し、Wi-Fiアクセスポイント同士の間隔を狭めて設置することで安定してつながる通信環境を整えました。

効果

Wi-Fi導入で満足度向上

不満の声がなく安定稼働を維持

診察待ちや入院中、職員の休憩時間が快適に

Wi-Fi環境の整備により、通信量を気にせずインターネット検索や動画視聴が可能に。診察・会計の待ち時間や入院中の余暇時間を快適に過ごせる環境が整い、患者の満足度向上が期待されています。職員も休憩時間に私用スマホをWi-Fi接続して使用でき、福利厚生の一環として活用されています。

時代やニーズに合わせてインフラ強化も視野に

12台の「WAPM-AX4R」で本館・西館をまたぐ広範囲の通信をカバー

大坪氏は「患者や職員から不満の声はなく、Wi-Fi機器も安定稼働しています。現在は1~3階を対象としたWi-Fi環境ですが、時代や患者のニーズに合わせてさらに強化・整備していくことも考えています。」と話します。

院内本館と西館の待合室および病室に「WAPM-AX4R」を設置。病室付近のWi-Fiアクセスポイントは、1台あたり3~4部屋の通信をカバーしている。また、ナースステーションにも電波が届くように設計し、職員が休憩時間に自由に使えるWi-Fi環境を整備した。


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