「ローミング支援機能」搭載機器によるWi-Fi環境で介護・福祉システムを活用。移動中の入力作業でも通信が途切れない、働きやすい職場作りを目指す
社会福祉法人大分福寿会 特別養護老人ホームそうりんヴィレッジ 様
社会福祉法人大分福寿会 特別養護老人ホーム そうりんヴィレッジ(以下、そうりんヴィレッジ)は、2024年5月に大分市で開所した、3階建て、居室全29部屋の施設です。介護・福祉システムへのバイタル情報や介護記録などの入力を、現場や移動しながら、タブレット端末で行えるようにバッファローの「ローミング支援機能」を搭載したWi-Fiアクセスポイントを導入。職員は、必要に応じて居室や食堂などの現場からでもデータ入力が行えるようになりました。紙のメモに一旦記録して別の場所で入力、といった手間もなく、移動しながらの入力も実現。業務のストレスの緩和に貢献しています。
取材協力:
株式会社エイビス
導入先プロフィール(2024年7月現在)
施設名
社会福祉法人大分福寿会 特別養護老人ホームそうりんヴィレッジ
所在地
電話
097-574-5718
お客様インタビュー
医療法人福寿会
法人事務長補佐
後藤 禎範氏
施設内のどこからでも介護・福祉システムを利用でき、移動中の入力作業でも
電波が途切れないことが、ストレスが少なく働きやすい環境を作る
概要
介護・福祉システム導入で業務効率化
タブレット端末での快適な入力を実現
業務効率化のために介護・福祉システムを導入
そうりんヴィレッジでは開所にあたり、食事の管理や入居者の状態、保険の計算まで幅広く一括管理できる介護・福祉システムを導入しました。それに伴い、所内全域をカバーする形でWi-Fiアクセスポイントを設置。施設のどこからでもタブレット端末によるデータ入力を可能にしました。
移動中の入力作業への対応で多忙な業務を支援
Wi-Fiアクセスポイントには「ローミング支援機能」を搭載した「WAPM-AX4R」を11台導入。これによって、場所の制約を受けることなくタブレット端末からの入力作業が可能になりました。また、移動中の入力作業でも途切れたり、電波が弱くなることがない安定した接続環境を実現しています。
目標・課題
別施設で速度低下、通信切断を経験
移動中の入力でも安定した接続を
業務効率化にはWi-Fiの安定接続が重要になる
そうりんヴィレッジのグループの医療法人が運営する病院では、以前から医師や看護師がWi-Fiアクセスポイントを使った医療管理システムとのデータのやり取りを行っています。その経験から「入力中に接続が切れる」「場所によって電波が弱い」といった状況が業務を妨げることが分かっていました。
移動中でも入力作業が行える環境作り
そうりんヴィレッジでは寝たきりの方も多く、介護職員は居室や介護職員室間などを頻繁に移動する必要があります。移動しながらのタブレット端末への入力時に、通信が途切れたり遅くならないようにすることで、働きやすい環境を構築します。
解決策
移動中でも接続が安定する機種を選定
施設全体でWi-Fiが繋がる設置設計を
「ローミング支援機能」で移動中の入力に対応
株式会社エイビス 営業部 遠藤 道延氏(以下、遠藤氏)はWi-Fi 6(11ax)アクセスポイント「WAPM-AX4R」の導入を提案。「居室間の移動や廊下で移動しながらタブレット端末を操作する際に、通信が途切れたり遅くならないように『ローミング支援機能』が搭載されている本機器を選定しました。」と遠藤氏は話します。
Wi-Fiアクセスポイントを約12m間隔で設置
施設の規模が大きく、カバー範囲も広いため、多台数の端末からの同時接続に強い「WAPM-AX4R」を廊下の天井に約12m間隔で設置しました。タブレット端末も、ローミングに関する標準規格「IEEE802.11k/v/r」に対応したものを使用。施設内のどこからでも通信が途切れたり速度低下することなく入力作業を行えるようにしています。
効果
場所を問わず端末からの入力が可能に
動きながらの入力時も安定した接続
メモを取ってから改めて入力する手間は不要
Wi-Fi環境の整備により、グループの医療法人で課題となっていた、一旦、紙媒体にメモしてから電波の強い場所に移動して、改めてタブレット端末に入力するといった作業が、そうりんヴィレッジでは不要になりました。
移動中でも途切れることのない通信環境
「開所して2ヶ月間、Wi-Fiの接続に関する問題が無いので、医療法人でも同じ機器の導入を決めました」と医療法人福寿会 法人事務長補佐 後藤 禎範氏(以下、後藤氏)。移動中のデータ入力も問題がなく「従業員から文句が出ないのが一番」と後藤氏は話します。