かんたん解説 Wi-Fi(ワイファイ)ってなに? 家やお店でネットにつながる

「Wi-Fi(ワイファイ)」って聞いたことあるけどよくわからない…。そもそもWi-Fiってなに?何ができるの?という疑問を解決します。
Wi-Fiの基本から活用法までをやさしくご案内。

Wi-Fi(ワイファイ)とは

Wi-Fi(ワイファイ)とは

パソコンやテレビ、スマホ、タブレット、ゲーム機などのネットワーク接続に対応した機器を、無線(ワイヤレス)でLAN(Local Area Network)に接続する技術のことです。「wifi」や「WiFi」などのように表現されることもありますが、正式な記述は「Wi-Fi」で、「ワイファイ」と読みます。自宅や職場などでWi-Fiを利用するには、Wi-Fiルーターが必要となります。Wi-Fiルーターとは、Wi-Fi機器と電波の送受信を行いLANとの仲介を行うための機器で、無線LAN親機とも呼ばれています。

Wi-Fi(無線LAN)を利用すれば、スマホやタブレットに保存した写真をプリンターで印刷したり、リビングのレコーダーで録画した番組やパソコンに保存した音楽を別の部屋で視聴したり、さまざまなWi-Fi対応家電と連携して遠隔からスイッチのON/OFFや運転状況などを確認できるようになります。

LANのことを知っておこう

LANイメージ1

LAN(ラン)という言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。LANとは「Local Area Network」(ローカル・エリア・ネットワーク)の頭の文字を取ったもので家庭や会社など限られたエリア内において、パソコンなどの機器同士をケーブルや無線で接続しデータのやりとりを行えるコンピューター・ネットワーク(通信網)のことをいいます。このネットワークの最小のかたちは、たとえば2台のパソコンをケーブルでつなぐことによって成立します。

LANイメージ2

3台以上の機器を接続できる

LANにつないだすべての機器で各機器に保存したデータを共有できます。ほかにも、スマホをテレビのリモコンとして使えるなど、機器同士の連携も可能になります。

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LANイメージ3

複数の機器でインターネットを利用できる

ブロードバンドルーターに接続された機器でそれぞれ同時にインターネットを利用できます。ブロードバンドルーターとはインターネットとLANを仲介するための機器です。

インターネットに接続するには、別途インターネット回線及びインターネットサービスプロバイダーとの契約が必要となります。

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Wi-Fiでできることいろいろ

複数の機器をWi-Fi(無線LAN)で接続することで、さまざまな使い方ができるようになります。

インターネットがつながる

スマホでもパソコンでもインターネットがつながる

Wi-Fiでつないだ、家族みんなのスマートフォンやパソコンが、それぞれインターネットにつながります。たとえば、お父さんのパソコンとお母さんのスマートフォンで、モバイル回線を使用しなくても、同時にWebページや動画を見たり、メールをチェックしたりできます。

画像や動画・音楽を共有できる

画像や動画・音楽をみんなで共有できる

Wi-Fiにつないだ機器同士でデータを共有することができます。たとえば、お父さんが購入して家族共有のパソコンに保存した動画や音楽を、子供部屋のパソコンで視聴したり、リビングのパソコンのデータを書斎のパソコンで利用できます。

別の部屋でも楽しめる

リビングで録画した番組を別の部屋でも楽しめる

最新のテレビやレコーダーには、1台のレコーダーに録画した映像を複数のテレビで楽しむ機能を搭載したものがあります。特に同じメーカー同士のテレビとレコーダーの場合、LANに接続するとさまざまな機能が使えるようになります。

お使いのテレビやレコーダーなどの機器が対応している必要があります。

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ネットワーク対応ゲームを楽しめる

ネットワーク対応ゲームを楽しめる

ネットワーク接続に対応したゲーム機を接続すると、ネットワーク対応のゲームを世界中の相手と楽しむことができます。

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スマホでもパソコンでもプリントできる

スマホでもパソコンでもプリントできる

プリンターを共有できれば、機器ごとにプリンターを用意しなくても、1台のプリンターで家中のパソコンから印刷できます。さらに、スマートフォンやタブレットから直接印刷することも可能です。

お使いのプリンターが対応している必要があります。

テレビもスマホで操作できる

テレビもレコーダーもスマホで操作できる

テレビやレコーダーなどのデジタル家電を、スマートフォンやタブレットでリモコンと同じように操作したり、スマートフォンに保存した動画や写真、音楽などをテレビやオーディオプレーヤーで視聴できるなど、さまざまな機器を連携できます。

お使いのテレビやレコーダーなどの機器が対応している必要があります。

スマホやタブレットで快適に使える

スマホやタブレットで快適に使える

動画視聴などのパケット量の多いコンテンツを、各キャリアで設定されているスマートフォンやタブレットの通信制限を気にすることなく高画質で楽しめます。通信制限とは、契約内容で定められたデータ容量を超えた場合、通信速度が低下することをいいます。

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ネットワークオーディオを楽しめる

ネットワークオーディオを楽しめる

ネットワークオーディオとは、ネットワーク上のパソコンやNAS(ネットワーク対応HDD:Network Attached Strage)に貯めた音楽ファイルを、別の部屋のネットワークスピーカーや、スマートフォン・タブレットで楽しむことをいいます。従来のようにCDを取り替えたりプレーヤーに音楽を取り込む必要がないため、気軽に音楽を楽しめるようになります。

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Wi-Fiと有線LANの違い

LANには、無線で接続するWi-Fi(無線LAN)と、ケーブルで接続する有線LANがあります。どちらもLANなので、「LANでできることいろいろ」は同じです。ただ、Wi-Fiは、ケーブルによる接続という物理的な制限がないため、接続しやすく持ち歩きやすいなど、さまざまなメリットを有しています。

Wi-Fi 有線LAN
設置性
電波が届く場所ならどこにでも設置できます。さらに中継用の機器を使って電波の範囲を簡単に広げられます。ケーブルを使用しないので工事も必要ありません。 ケーブルが届く範囲に設置できます。場合によっては工事が必要です。
速度
最大9.6Gbps※(規格値)でのデータ転送が可能。一般的な家庭用商品は最大4.8Gbps※(理論値)の通信速度です。
※転送する機器同士が対応している場合に限ります。
最大10Gbps※(規格値)でのデータ転送が可能。
※転送する機器同士が対応している場合に限ります。
設定
ワンタッチで自動的に設定できます※。接続する機器によっては暗号キーの設定を手動で行う必要があります。
※AOSS/WPS対応機器が対象
ケーブルで機器同士を接続すれば利用可能。場合によっては機器ごとに手動で設定する必要があります。
対応機器
スマホやタブレット、ゲーム機などのWi-Fi対応機器とLANポートを搭載したパソコンやデジタル家電など、ネットワーク対応したほとんどの機器を接続できます。 パソコンやデジタル家電など、LANポートを搭載したネットワーク対応機器を接続できます。

はじめての方でも安心して設置できる