Bluetooth®機器を選ぶポイント

特異な機能はバージョンでわかる

バージョンによって異なる機能特長

現在、Bluetooth®のバージョンは1.1、1.2、2.0、2.1、3.0で、最新規格は4.0です。バージョンが異なる機器同士でも低いバージョンの機能に合わせてつながります。
例えば、バージョン「4.0」に対応しているBluetooth®ヘッドセットと、バージョン「3.0」に対応しているスマートフォンを接続した場合は、スマートフォン側のバージョン「3.0」の機能は使えますが、Bluetooth®ヘッドセットのバージョン「4.0」の機能は使えません。

長時間使用にオススメのver.4.0

「Bluetooth® Low Energy(BLE)」と呼ばれる省電力機能が、バージョン4.0の最大の特長。通信速度を抑え、通信完了後に「待ち受け」状態にすることで、バージョン3.0と比べて約60%の省電力化を実現しました。
バージョン4.0には「Bluetooth® Smart」と「Bluetooth® Smart Ready(デュアルモード)」の2種類の規格が存在します。

Bluetooth® Smart

Bluetooth® Smart Ready対応機器同士でのみ、Bluetooth® Low Energy(BLE)による低消費電力モードでの通信が可能です。
従来のBluetooth®機器とは通信できません。

Bluetooth® Smart Ready(デュアルモード)

Bluetooth® Low Energy(BLE)による低消費電力モードで通信をする子機との通信に対応しています。
さらに、従来の Bluetooth®機器との通信も可能です。

バージョンごとの主な特長

バージョン 主な特長
ver1.1 普及バージョン
ver1.2 2.4GHz帯域の無線LAN(11g/b)との干渉対策が盛り込まれた
ver2.0 「EDR」対応ならver1.2の約3倍のデータ転送速度(最大3Mbps)を実現
ver2.1 ペアリングが簡略化された
マウスやキーボードのバッテリー寿命を最大5倍延長できるSniff Subrating機能(=省電力モード)が追加
Ver3.0 従来の約8倍のデータ転送速度(最大24Mbps)を実現
電力管理機能を強化し、省電力化を向上
Ver4.0 大幅な省電力化を実現する低消費電力モード(Bluetooth Low Energy=BLE)に対応、 通信速度1Mbps

電波の到達距離はClassでわかる

電波到達距離の異なる3種類のClass

Classは3種類あり、それぞれのClassに電波到達距離の目安が規定されています。
Classが異なる機器同士でも電波到達距離の短いClassに合わせてつながります。 例えば、Class1に対応しているBluetooth®ヘッドセットと、Class2に対応しているスマートフォンを接続した場合、スマートフォン側のClass2に合わせて電波到距離は「10m」となります。

Class 電波到達距離
Class1 最大100m
Class2 最大10m
Class3 最大1m

Classの電波到達距離は規格値です。

家中しっかり電波が届くClass1

Class1対応のスマートフォンにBluetooth®ヘッドセットを接続すると、スマートフォンをリビングの充電器につないだままでも、最大100m※の範囲内ならキッチンや寝室などの離れた部屋でも通話や音楽が楽しめます。

規格値です。使用する機器や環境によって届かない場合があります。

使える機能はプロファイルでわかる

機器ごとに違うプロファイル

「できること」を表すプロファイルは、機器ごとに様々。
スマホとヘッドセット、パソコンとマウスなど、接続するBluetooth®対応機器同士が、同じプロファイルに対応していることで、その機能が利用できます。

主なプロファイルの名称と機能

プロファイル名 機能
DUN 携帯電話・PHSを介してインターネットにダイヤルアップ接続
FTP パソコン同士でデータ転送
HID マウスやキーボードなどの入力装置を無線化
OPP 名刺データの交換などをおこなう
HSP ヘッドセットと通信
HFP 車内やヘッドセットでハンズフリー通話
A2DP ヘッドフォン・イヤフォンに音声伝送
AVRCP AV機器のリモコン機能(再生、一時停止、音量調整など)

ver.4.0で使えるプロファイルの名称と機能

プロファイル名 機能
Battery Service Profile バッテリー残量情報を提供
FMP 見失ったデバイスを探す
TIP 時刻の修正
ANP 音声/メール着信を通知
PASP 電話着信を通知
HOGP 低消費電力で機器を接続
SPP Bluetooth®機器を仮想シリアルポート化
HCRP ファイルの印刷・スキャン
BPP プリンターへ転送、印刷
BIP 画像の送受信・印刷
PAN Bluetooth®経由でネットワーク接続
VDP ビデオデータをストリーミング配信
PXP 接続機器間の距離をモニタリング