制御端末にウイルス感染。生産計画に遅延発生
損害事例
制御端末にウイルス感染。生産計画に遅延発生
生産計画に遅延発生
海外工場ではオフライン端末にUSBメモリー経由でウイルスに感染するケースが多発。しかし、工程上USBポートを物理的にふさぐことができないため、物理的な対策ができない状況になっています。そのような状況で、制御端末にウイルス感染が発生しました。端末の処理が遅くなり、制御システムの状態やデータを一時的に受け取れない状態に陥りました。このため、工程をいったん止めざるを得ず、生産計画に遅延が生じることになりました。
感染元となった端末からはDOWNADウイルスが検出され、海外出張者がUSBメモリーを使ってこのPCのデータを移動するなかで感染し、帰国後に2次感染を引き起こす原因ともなりました。
原因
ウイルス対策がされていないUSBメモリーを使用していた
ウイルスに感染するのは管理が現場に任されているオフラインのPCや製造装置に組み込まれているPCという点です。中国やタイなどアジア諸国ではウイルス対策が企業内で徹底されていないという背景もありますが、むしろ業務上オフラインのPCに対して何らかのデータ交換が必要に迫られ、USBメモリー経由で感染するというのが実態と言えるでしょう。
対策
オフライン環境でもセキュリティー対策を怠らない
対策としては、USBメモリー自体へのセキュリティー強化と、オフラインPCへのウイルスチェックを定期的に行うことが効果的です。オフライン環境はネットワークから侵入するケースは少ないとして、ウイルス感染しないと考えられてきました。しかし、感染経路を確認していくと業務に関係するデータの流れの中で効果的な対策を行うことが重要です。
商品ラインナップ
セキュリティーUSBメモリー
機密情報の漏洩、ウイルス感染を防ぐ、安心のセキュリティーUSBメモリー。
ウイルス感染防止や情報漏洩防止など目的に合わせて選べる豊富なラインナップ。
ウイルスパターン更新ライセンス延長パック
ウイルスパターンファイルの自動更新機能を1年間延長するライセンス延長パック
管理システム SecureLock Manager
システム管理者の負担を軽減するセキュリティーUSBメモリー設定管理ソフトウェア