変化する学習環境への柔軟な対応と、ICTを活用した教育の実現を見据え校務用無線LANに高速・大容量通信規格Wi-Fi 6(11ax)対応機器を導入

学校法人東海学園 東海中学校・高等学校 様

学校法人東海学園 東海中学校・高等学校(以下、東海中高)は1888年創立の伝統校として中高一貫教育に取り組んでいます。生徒の自主性を尊重し、学校行事なども一人ひとりが責任を持って自主運営に取り組む教育を実践しています。同校では、2007年に構築したネットワーク環境がリプレースの時期を迎えていました。2022年4月、高速・大容量通信規格「Wi-Fi6(11ax)」対応の無線LAN機器で職員用ネットワーク環境の設備を一新。同時にリモート管理やUPS連動に対応した法人向けNASを導入し、安全に大容量のバックアップが取れる環境を構築しました。

本導入は、バッファローのICT支援によるものです。

導入先プロフィール(2022年9月現在)

施設名

学校法人東海学園 東海中学校・高等学校

所在地

〒461-0003
愛知県名古屋市東区筒井1丁目2-35

お客様インタビュー

学校法人東海学園
東海高等学校
学習指導部副部長
堀口 陽平氏(右)

学校法人東海学園
東海高等学校
情報科 主任
太田 正和氏(中央)

学校法人東海学園
高野 寛士氏(左)

高速通信の実現と将来のICT教育を考慮し、Wi-Fi 6(11ax)対応機器を導入。教育の質の向上を目指し、より安定したネットワーク環境を整備

概要

教職員の無線LANを高速規格に

高信頼のNASで安全なバックアップ

高速規格「Wi-Fi 6(11ax)」対応機器を採用

東海中高の校務用ネットワーク機器の多くは老朽化しており、リプレースの時期を迎えていました。今後ICTを活用した学習機会が増えることを見越して、高速・大容量通信規格「Wi-Fi 6(11ax)」対応の無線LANアクセスポイントの採用を決め、無線LAN環境を整備しました。

法人向けNASで安全なバックアップ

無線LAN環境の整備と同時に、各教職員が個別に管理していたデータ類を共有して保存できる環境整備を検討。高信頼なデータ保護機能を持つ法人向けNASを導入しました。全ての機器をバッファロー製品にすることで、リモートでの一元管理も可能になりました。

目標・課題

デバイスの複数同時接続が増加

データ管理の利便性を向上させたい

無線LANネットワークの需要が急拡大

ICTを活用した学習も増えつつあり、職員室で1人の教員が複数の端末を同時接続することも常態化。暫定的に家庭向け無線LANルーターを導入しましたが、機器の最大接続台数を超過しており通信が不安定でした。約110人の教員へ十分なネットワーク環境の提供が早急に必要でした。

大容量で信頼性の高い法人向けNASが必要

校務用資料保存用のNASは単体での自動バックアップ機能が無く、UPS(無停電電源装置)連動機能非対応で、データ消失のリスクがありました。そのため、授業用教材や重要な資料は個別のストレージに別保存しており、データ共有による円滑な情報活用の壁となっていました。

解決策

多台数接続と高速規格対応機器を採用

安全性を重視した法人向けNASを導入

将来性も考慮した機器の選定

高速通信による快適な作業環境の実現と、ICT教育の実践を加速させるための将来性を考慮し、高速・大容量通信規格W i - F i 6( 1 1 a x )対応の「WAPM-AX8R」導入を決断。使用するデバイスのスペック変化にも問題なく耐えられます。バッファロー製品で機器を統一することで、機器の稼働状況を把握し障害を瞬時に検出し解決できる「キキNavi」を導入。ネットワークの一元管理を可能にしました。

スナップショット、UPS連動機能搭載NASを採用

バックアップでは安全性を重視してUPS連動機能搭載のNASを選定。また、スナップショット機能で1時間ごとに変化した部分の復元ポイントを残し、万一の場合には問題発生以前の状態に復元できます。ランサムウェア対策にも有効で、感染したデータを消去し、健全だった状態へ復元可能です。

効果

共有資産の教材データを有効活用

ICT教育への活発な利用を期待

作業負担の軽減で、教育に集中できる環境に

ネットワーク環境を一新したことで、校務資料や教材作成の効率化を実現。東海高等学校の堀口 陽平氏は「データ消失の不安、トラブル発生時の対応時間や心理的な負担などが総合的に考えて大きく減少しました。」と話します。

ICT基盤の強化により学習の多様化に期待

高等学校職員室の天井に設置された、高速・大容量通信規格Wi-Fi 6(11ax)対応の「WAPM-AX8R」

法人向けNAS「TS6400RN0804」の導入により、散逸していた教材や校務関係のデータを一元管理し、利用できる環境が整いました。ICT基盤の強化は教室へと計画が進んでおり、教員と生徒間の新たな学習形態が数多く作られることへ期待が寄せられています。

高等学校職員室、中学校職員室、事務室それぞれに「WAPM-AX8R」を設置。「TS6400RN0804」は高等学校職員室のラックに納めた。UPSを用意することで、停電時に「TS6400RN0804」を自動でシャットダウンしてデータを保護できる。管理用パソコンから「キキNavi」を利用して各施設の機器をリモート管理している。


その他の導入事例