市役所跡地に建てられた市民交流施設に、高セキュリティーと安定した通信を実現する公衆Wi-Fiを導入し、関西屈指の来場者数を誇る施設へ成長

海南nobinos様

和歌山県海南市に昨年開設された市民交流施設「海南nobinos」。市役所跡地の活用案として設置されたこの施設のコンセプトは、地域に「賑わい」を創出することです。そこで、図書館機能だけにとどまらない市民活動生涯学習活動支援機能、子育て支援機能などを兼ね備えた施設の在り方を模索しました。市民の声も聞く中で、公衆Wi-Fiへのニーズが高いことを知った海南市教育委員会は、公衆Wi-Fiを提供できるバッファローのFREESPOT導入キット「FS-M1266」を導入。これにより、多くの人が同時に、かつ安全に利用できる公衆Wi-Fiの環境構築を実現しました。

導入先プロフィール(2021年7月現在)

施設名

海南nobinos

所在地

〒642-0002 和歌山県海南市日方1525-6

面積

敷地面積 9,868.72㎡、建築面積 3,579.46㎡、延床面積 7,850.23㎡

お客様インタビュー

海南市教育委員会 生涯学習課 文化振興係
係長
山部 陽平 氏

図書館機能にとどまらない市民の賑わいを創出する市民交流施設。
多様な利用者を呼び込む公衆Wi-Fiで地域の活性化を。

概要

多様なニーズに応える市民交流施設

ヒアリングを受けて公衆Wi-Fiを導入へ

地域に賑わいを創出する新施設の誕生

海南nobinosは、図書館や市民活動生涯学習活動支援、子育て支援など幅広い機能を有し、賑わいを生む市民交流施設です。2020年6月の開館から約1年を迎え、1日の平均利用者数は1,700人、多い時には3,000人が来館する施設です。

市民の声を受けて公衆Wi-Fiの導入を決定

海南nobinosをオープンさせるにあたり、市民の方に施設に関する要望をヒアリングしました。「そこで寄せられた声を受けて、デザイン性に優れた施設にしながら、公衆Wi-Fiを導入することを決めました」と海南市教育委員会 生涯学習課 文化振興係 係長 山部 陽平氏(以下、山部氏)は話します。

目標・課題

施設の賑わいを生み出す公衆Wi-Fi

Wi-Fi機器と施設との調和を目指す

賑わいを生み出すための公衆Wi-Fi

施設の賑わいを創出するためにどのような公衆Wi-Fiが望ましいのかを検討する中で、次の3つの条件が必要になることが浮かび上がってきました。1つ目は来館者が気軽に利用できること、2つ目はセキュリティー面に優れていること、3つ目は不特定多数の方がアクセスできることです。

施設のデザインを損なわない機器の設置

デザイン面でもこだわりのある施設にするためには、Wi-Fi機器があまりにも目立ってしまうとせっかくの景観を損ねてしまう恐れがあります。白を基調とした館内に溶け込む小型な機器で、なおかつ性能面を満たすものとして、バッファローの製品が候補にあがりました。

解決策

多数の無線LANアクセスポイントを設置

関係各位が連携して施工を推進

利用者が施設のどこにいてもつながる

セキュリティー面を考慮し、認証機能を有する公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT」の利用が可能な「FS-M1266」を採用。また、施設の場所により繋がらないところがあると、利便性が半減してしまうため、施設のどこからでも繋がるように35台の無線LANアクセスポイント「WAPM-1266R」を館内の至るところに設置。電波調査をした上で、機器が極力目立たない場所に配置しました。

機器の設置は関係者が連携して施工を推進

FREESPOT導入キットや無線LANアクセスポイントの取り付けや設定は、施設の建設工事とともに進められたため、現地確認が行えない難しい環境で実施しなければなりませんでした。本件の施工を担当した販売店とバッファロー、海南市教育委員会の3者が協力し、タイトなスケジュールの中、無事に開館へと進めることができました。

効果

快適な通信環境を利用者に提供

利用者と施設が共に成長できる環境

コロナ禍で公衆Wi-Fiのニーズが高まる

開館が新型コロナウイルスの感染拡大と重なったため、オンライン授業やリモート会議などで公衆Wi-Fiを使っている姿がよく見られます。「利用者からネットワークに関するお問い合わせは寄せられていません。まさに快適につながっている証でしょう」と山部氏は話します。

利用者とともに成長できる施設を目指す

海南nobinosの利用者数は伸び続け、10万人規模の自治体の図書館としては、来館者数は関西1位になっています。「今後も、利用者と海南nobinosが共に成長できる環境を目指します」と山部氏は締めました。

施設のデザインを損なわずに、無線LANアクセスポイントを極力目立たない場所に設置

Wi-Fi環境の構築には、FREESPOT導入キットの「FS-M1266」、そして無線LANアクセスポイントには「WAPM-1266R」を合計35台配置。通信が安定するネットワークを構築。また、集中管理ソフトウェア「WLS-ADT/LW」も導入し、多数の無線LANアクセスポイントを集中管理できる体制を整えている。


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