本社と180店舗のWi-Fi機器を刷新してネットワーク環境を再整備。Wi-Fi 6(11ax)対応機器の導入で高速・安定した通信が可能に
株式会社1&Dホールディングス 様

関西を中心に関東・九州に焼肉・しゃぶしゃぶレストランを展開する株式会社ワン・ダイニングと、関西を中心に関東・中京・中四国で精肉店およびひとり焼肉店舗を展開するダイリキ株式会社の2社を事業会社に持つ株式会社1&Dホールディングス(以下、1&Dホールディングス)。おいしい料理と気持ちの良い接客で業績を伸ばしています。本社と180店舗に「WAPM-AX4R」を導入し、Wi-Fi環境を再整備。広いフロア内の移動が多い本社では、「ローミング支援機能」により移動時でも通信速度の低減や通信切断の無い環境に。店舗ではWi-Fiを利用した清掃ロボットの配備を予定するなど、従業員の負担軽減を図っています。
取材協力:
キステム株式会社 ( 奈良本社 )
導入先プロフィール(2024年10月現在)

お客様インタビュー
株式会社1&Dホールディングス
業務サポート部・情報システム部長
定榮 潤一氏
本社と全店舗にWi-Fi 6(11ax)対応機器を導入し、Wi-Fi環境を再構築。「ローミング支援機能」と「電波自動調整機能」で安定した通信が可能に
概要
移動先でも快適な通信利用が可能に
店舗で端末利用のための移動負担減
移動先でも快適につながるWi-Fiを構築
本社では持ち運び可能なノートPCやタブレットの利用を推進。会議や打ち合わせに各自が端末を持参しています。Wi-Fi利用が増加する一方で、通信に関するトラブルが頻発。通信機器の刷新を決断し、Wi-Fi環境を再構築しました。社内を移動しても通信が不安定にならず、滞りなく資料閲覧などが可能になり、業務効率がアップしました。
店舗全域にWi-Fiを構築し業務負担を軽減
店舗ではWi-Fiに接続できる範囲が狭く、タブレットを利用するために移動が必要になるなど業務効率を低下させていました。Wi-Fi環境の再整備により、店舗全域で端末の利用が可能になり、従業員の移動負担の軽減を実現しました。
目標・課題
Wi-Fiのトラブルが毎日発生
業務用のWi-Fiエリアが限定的
Wi-Fi利用の増加につれ通信が不安定に
本社ではノートPCやタブレットの利用が普及し、各自が会議に端末を持参して資料閲覧などをしています。Wi-Fi需要が高まる一方で、Wi-Fi機器間の電波干渉による通信切断や移動先の会議室で通信速度が低下するなどの問題が頻発していました。1&Dホールディングス 業務サポート部・情報システム 部長 定榮 潤一氏(以下、定榮氏)は「社員からの問い合わせが毎日あり、会議が終わるまで接続できないこともありました」と話します。
場所の制限なく利用可能なWi-Fiが必要
店舗では予約やデリバリーの受注にタブレットを使用するため、業務用Wi-Fi機器をキッチン近くに設置していました。古いWi-Fi機器を使い続けている店舗も多く、少し離れた場所にある事務室ではWi-Fiがつながらない状態でした。POSシステムで売り上げ情報や在庫管理をしており、在庫数などはメモを控えてWi-Fi機器の近くまで移動して業務を行っていたため、手間と時間がかかっていました。
解決策
自動でWi-Fiの接続を最適化
Wi-Fi 6(11ax)対応機器を導入
「ローミング支援機能」で移動先でも安定した接続
本社にWi-Fi 6(11ax)対応の「WAPM-AX4R」を導入し、Wi-Fi環境を再構築。「ローミング支援機能」を搭載しており、広い範囲を移動するときに最適なWi-Fi機器へ自動で接続が切り替わります。また「WLS-ADT」も導入し、「WAPM-AX4R」の「電波自動調整機能」を有効化。チャンネル選択や電波出力を自動で設定し、通信の不安定を解消します。本社の建屋面積は約25m×20m。各執務フロアでは最大50名の接続を想定して2~4台を、大会議室フロアでは最大180名に対し4台を設置しました。全フロアで事前調査を実施し、電波状況や通信速度が十分だと確認しました。
1台で店舗全域をカバーするWi-Fi環境を構築
各店舗には「WAPM-AX4R」を1台ずつ設置し、業務用のWi-Fiを整備。店舗の平均的な広さは約115坪30席で、大型店には2台目を追加しました。
効果
高速通信で業務効率アップ
お客様の満足度向上を支える一因に
社内全域に安定してつながる高速通信環境を構築
本社では自席から移動した先の会議室などでも快適に通信ができるようになりました。共有サーバーの資料閲覧に時間がかかることがなくなり、オンライン会議への参加もスムーズに。また、業務用Wi-Fiの再整備を機に、物理的に分けた社員用のフリーWi-Fiを全フロアに新たに整備。福利厚生用として好評を得ています。
働きやすい環境作りにWi-Fiを活用
店舗ではWi-Fiエリアが広がったことで事務室などで端末を用いた業務が可能に。また、働きやすいシステム作りの一環として、Wi-Fi環境下で動作する清掃ロボットの導入を予定しています。定榮氏は「従業員は料理や接客に働きがいを感じています。機械化で単純作業の負荷を減らし、お客様の満足に直結するサービスの質向上に専念できるようにしたいです」と話してくれました。

180店舗に高速通信規格Wi-Fi 6(11ax)対応の「WAPM-AX4R」を導入。店舗の平均的な広さは約115坪30席。基本的に1店舗1台で店内の全域をカバーしている。