約1300台の業務用PCにVDIを導入し、ログとデータをNASにバックアップ。社内システムの安定動作とデータ保全の冗長性を強化

株式会社ゆうちょ銀行 様

業務やサービスなどにおいて、積極的なデジタルシフトに取り組んでいる株式会社ゆうちょ銀行(以下、ゆうちょ銀行)では、2019年より段階的に仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)の導入に取り組んできました。2023年にNASを導入し、VDIのログ保存やデータ転送による拠点を隔てた冗長化を実装。また2025年には、窓口で受け付けた事務の後方作業に使用する約1300台の業務用PCを仮想化し、常時2世代分の仮想マシンの二次バックアップ先にもNASを使用。セキュリティーの強化、運用管理の効率化を実現しました。二次バックアップに信頼性の高いバッファローのNASを導入することで、万一のトラブル発生時にも事業継続性の高い環境を作ることができました。

取材協力:

株式会社日立製作所

導入先プロフィール(2025年9月現在)

施設名

株式会社ゆうちょ銀行

所在地

〒100-8793
東京都千代田区大手町二丁目3番1号

お客様インタビュー

株式会社ゆうちょ銀行
システム部門
システム開発第一部
主 任
上保 想剛氏

株式会社ゆうちょ銀行
システム部門
システム開発第一部
グループリーダー
荻島 竜二氏

株式会社ゆうちょ銀行
システム部門
システム開発第一部
主任
宮澤 需氏

23台のサーバーで構成されるVDIのログの冗長化をNASで実装。業務用PC1300台のVDIクライアントをNASに仮想マシンバックアップし、確実なデータ保全環境を構築

概要

VDIを構築しNASにログをバックアップ

二重バックアップでデータ保全を実現

VDIを構築し、複数システムのPCを仮想デスクトップ化

ゆうちょ銀行では、セキュリティーの強化と、各端末のWindowsアップデートの作業コスト、サービスにアクセスできないなどの互換性の問題や接続不能リスクの回避のため、VD(I 仮想デスクトップインフラストラクチャ)を構築。特に2025年にはバックオフィスの事務業務に使用するPC約1300台をVDI化し、HC(I ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ)上の仮想ストレージとNASに二重バックアップし冗長化。仮想マシン(以下VM)のバックアップをバッファローのNASに二次バックアップすることで、データ保全と事業継続性向上を実現しました

目標・課題

業務用PCのセキュリティー強化

ログやデータを確実に保全したい

セキュリティーを強化しトラブルを防ぎたい

「我々の業務において、セキュリティーに関しては特に重要ですから、少しでも強化できるように措置を講じる必要があります。また、PCのOSアップデート時に、ブラウザのバージョンなどの互換性により、業務を行うためのシステムに接続できないという問題も解決する必要がありました。」と株式会社ゆうちょ銀行システム部門 システム開発第一部 グループリーダー 荻島 竜二氏(以下、荻島氏)は話します。

ログファイルの冗長化と、VMのバックアップの保全が必要

そこで決定したのがVDIの導入でした。それに伴7い、サーバーの設置拠点を隔てたログファイルの冗長化、またデータ量の多いVMのバックアップ装置が必要でした。「初めはディスク装置も検討していましたが、読み書きのスピードや冗長性を考え、NASに決めました。また、保守対応が可能なことも必須条件でした。」と荻島氏は話します。

解決策

VDIを構築しセキュリティーを強化

2次バックアップにバッファローを選定

1台当たり約30GBのデータを2世代分保管

2019年より段階的に業務用PCにVDIを導入。そのVM総数は約2900台におよび、最終的に23台のサーバーを構築しました。特に2025年にVDI上で仮想化した事務業務用PC1300台は、全台バックアップを保管する必要があり、1台あたりおよそ30GBのデータ量が見込まれますが、2世代分をバックアップすることとしました。

複数のTeraStationを導入してデータ保全

そのVMバックアップおよびログデータの保管先の一つとして、合計6台のバッファローのTeraStationと、保守パックOP-TSON-H5Y/DNRが導入されました。「機種選定の決め手となったのは、信頼度の高い国産の機器であること、USBメモリやハードディクスなどで身近で知名度が高く、故障率が極めて低いと評価されているメーカーであること、そしてメーカーのオンサイト保守があることです。」と荻島氏は話します。万一のトラブル発生時にも、業務をストップさせないことが最重要なので、オンサイト保守があることは非常に重要でした。

効果

VDIによりセキュリティーが強化された

業務継続に関するリスク回避を実現

トラブルなく稼働してこそのバックアップ

合計6台のTeraStationに常時2世代分のログデータをバックアップ。

最初の機器の導入から2年が経過し、今年の5月に追加分を設置しました。「メーカーとしての信頼性の高さとコストパフォーマンス、保守プランの内容などのバランスからバッファローのNASを提案しましたが、期待通り何のトラブルもなく稼働しています。」と、システム構築を担当した株式会社日立製作所の前田 向氏は話します。「VDIの導入でセキュリティーが強化され、OSアップデートの際のトラブル対応からも解放されました。2世代分のVMのデータやログが安全にバックアップされていることで、万一の際にも業務ストップのリスクが回避できる安心感は何物にも代え難いですね。」と荻島氏は話してくれました。

2019年から段階的にクライアントPCとVDIサーバーを増やし、最終的に23台のVDIサーバーを導入。23台分のVDIサーバーのログデータ、と、常時2世代分の仮想マシンのデータを保管。一次バックアップはHCIに、二次バックアップに合計6台のバッファローTeraStationを導入している。


その他の導入事例